令和 5 年度第 8 回里山倶楽部 ハンノキ林東地区＆萌芽更新地区のアズマネザサ刈り 日 時）2023年9月16(土) 9:00～11:30 晴 場 所）生田緑地 ハンノキ林東地区(A07-12)、萌芽更新地区(A06) 参加者Ａ）髙木遼子、髙木冴由（小2）、中村瑞希、中村咲智（小2） 参加者Ｂ）伊澤高行、加登勇司、北川英樹、北澤千晴、廣瀬朗子、吉澤正一 事務局） 岩田臣生 計 11名 里山倶楽部は、生田緑地の自然を守る活動を、レクリエーションとして楽しみたいと考えている市民が行っている、生田緑地の生物多様性保全のための植生管理ボランティアです。 今回の予定はハンノキ林東地区のアズマネザサ刈りでしたが、小２の参加者が二人いましたので、２チームに分けて、Ａチームは萌芽更新地区、Ｂチームはハンノキ林東地区で活動することにしました。 
萌芽更新地区下のデッキＡは広いので、Ａチームのベースに丁度良いと思いました。 この日は、活動開始前に、ここで集合写真を撮りました。 
（ハンノキ林東地区 Ｂチーム） Ｂチームが活動したハンノキ林東地区は、かつては美しいコナラ林でした。 しかし、ハンノキ林地区では、2019年頃に侵入して来たカシノナガキクイムシによってナラ枯れが始まり、ハンノキ林内への倒木も起こるようになりました。 里山倶楽部では、飯室山南地区の皆伐更新をはじめ、萌芽更新地区のやり直しの伐採更新、芝生広場上雑木林の伐採更新など、伐採更新の経験を積んできましたので、 当該地区についても伐採更新を行って、若いコナラ林に再生することを考えて、生田緑地自然環境保全管理会議の承認を得て、伐採更新に着手しました。 そうは言っても、長期間、植生管理を行っていなかった樹林のため、４ｍもの高さに、アズマネザサが密生していましたので、このアズマネザサのヤブを伐開して、 地形などの状態を観察できるようにして、急斜面の狭い土地の大径木伐採について考えることから始めました。 2021/12/14 アズマネザサ刈り、 2021/12/21 アズマネザサ刈り、 2022/3/5 常緑小径木除伐、皆伐更新可能性調査を行いました。 伐採更新は、 2022/10/8 アズマネザサ刈りから始めて、 2022/10/15 大径木伐採 (1)、 2022/10/22 大径木伐採 (2)、 2022/11/5 大径木伐採 (3)、 2022/11/12 大径木伐採 (4)、 2022/11/19 大径木伐採 (5)、 2022/12/3 大径木伐採 (6)、 2022/12/10 大径木伐採 (7)、 2023/1/7 大径木伐採 (8)、 2023/1/28 大径木伐採 (9)、 2023/2/4 大径木伐採 (10) と、10回の大径木伐採を行い、その後の夏期に発芽するコナラの実生を期待していました。 実際、斜面には、2022年と2023年夏期に発芽したコナラ実生が多数見られ、大きいものは 1.2ｍほどもありました。 萌芽している伐り株もありました。 常緑樹は、どれも勢いよく、萌芽枝を伸ばしていました。 △9:24 WBGT 26.9（熱中症警戒）、気温 29.4℃、湿度 76.7％ 
（萌芽更新地区下のデッキ Ａチーム） 
Ａチームは、萌芽更新地区の雑木林の林床のアズマネザサ刈りを行いました。 林床は明るく、若い雑木林に育っていることが分ります。 
ハンノキ林東地区は陽当たりが良く、WBGT が 28.0 を超えて、熱中症厳重警戒レベルとなりましたので、11時になったところで活動終了の声をかけて、休憩してから、生田緑地整備事務所裏に戻りました。 
△10:24 WBGT 28.2（熱中症厳重警戒）、気温 30.7℃、湿度 77.8％ 
急斜面のあちこちに、コナラ実生が生えていました。 
萌芽している伐り株が数本ありました。 
斜面下方には、伐採跡地によく観られる外来種ダンドボロギクが開花、結実していました。 
生田緑地整備事務所裏に戻って、使った用具の手入れを行って、解散しました。 
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かわさき自然調査団の活動