令和 4 年度第 20 回里山倶楽部 <ハンノキ林東地区の伐採更新(大径木伐採)> 日時 2022年11月19(土) 10:00〜13:00 快晴 場所 生田緑地 ハンノキ林東地区(A07-12) 参加者 東 陽一、岩渕裕輝、北川英樹、野下智洋、吉澤正一 事務局 岩田臣生、岩田芳美・・・7 名 今朝の西口トイレには、ニトベエダシャク(蛾)がいました。 また、トイレの外壁に、ムラサキトガリバ?がいました。これは、昆虫班の横田さんに写真を送って、教えていただきました。 ここの女子トイレは、発生時期の蛾を容易に観察できる場所です。 この日は、ハンノキ林東地区(A07-12) の皆伐更新として 10/15(土)から始めた大径木伐採の第5回目を行いました。 秋になって、天気が良いと、生田緑地中央地区の北側の谷戸でも、来園者が多くなっているので、里山倶楽部の活動時は当該地区の上の園路を通行止めにしていただきました。 現地に来てから、前回の活動で掛かり木にしてしまったコナラ(次図の右側の赤丸)のかかり方を再確認しました。 伐倒したコナラの先端の二股になった所で、抱きつく形になっていました。 これでは、少しばかり回転させても、外れそうにありません。 解決は次回以降にして、今回は枯れた株立ちコナラ(次図の左側の赤丸)の2本を伐倒するだけにしました。 今回の活動によって、当該地区の皆伐更新として、残る伐採対象は、コナラ 6本、枯れコナラ大径木 1本、イヌシデ 1本、オオモミジ 1本となりました。 大仕事なのは、北端部の枯れコナラ大径木と、イヌシデだけになったと思います。 狭い急斜面の大径木伐採も、間もなく、終わります。 当該地区の皆伐更新は、設定した区域内の樹木を全て伐採して、ここに自然に生えてきた実生を育てて、コナラ若齢林に育てる活動です。 既に発芽していた実生やドングリを、随分、踏み潰してしまったと思いますが、雑木林を育成するために必要な実生は得られるだろうと考えています。 実生が得られれば、7年程度で、雑木林と呼べる程度に育成できるだろうと考えています。 今回の伐倒対象を南側から見たのが、次の写真(赤丸印)です。 写真、右側の枯れコナラ群は、園路の更に東側の支谷戸の枯コナラ群です。 伐倒する樹木と伐倒方向を決めて、誘導のためのロープを張りました。 伐倒方向を確認して、受け口を伐りました。 続けて追い口を伐りました。 株立ちのナラ枯れコナラの1本を目論んだ位置に伐倒しました。 園路柵に触れることなく、園路に平行に倒しました。 皆が伐倒している間に、伐倒してあった材の片付けも試みました。 株立ちのナラ枯れコナラの残りの方にロープをかけました。 園路に出て、休憩しました。 今回の記念の集合写真を撮りました。 休憩後は、株立ちナラ枯れコナラの残りの1本を伐倒しました。 2本目はハンノキ林の方に倒れてしまいました。 使用したロープを外して片づけました。 伐倒方向を失敗した材は、ハンノキ林に向かって、真っ直ぐ倒れて、先端を湿地に突っ込んでいました。 園路沿いのヤブムラサキは、紫色の実を沢山つけていました。 また、ビナンカズラ(別名 サネカズラ)が真赤な実をぶら下げていました。 活動中、向かいの雑木林上空をトビが飛んでいました。 帰りに、通行止め看板を外して、ハンノキ林内の木道から、この日伐倒した辺りを眺めました。 今回予定しなかった方向に倒してしまった2本目の枯れコナラが目立っていました。 この日は早く終了することにしたので、整備事務所裏に戻ってから、少しお茶の時間としました。 天気が良かったので、このような時間を持てました。 |