生田緑地の生物多様性保全活動

上の田圃地区のカナムグラ刈りなど
日時 2020/7/2(木) 10:00〜13:00
場所 生田緑地 上の田圃地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美

梅雨の中休み、晴れて暑くなりました。
上の田圃には、シオカラトンボのほか、 ウスバキトンボ、コシアキトンボが来ていました。
ウスバキトンボは成長を始めたイネの根元周りを飛び回り、産卵行動を行っていました。
コシアキトンボは、幼虫期間が半年〜1 年かかるので、奥の池のように水深のある樹林に囲まれた池などでは普通ですが、田圃では珍しいと思います。



活動は先ず、田圃への導水路および田圃下草地の水路の水漏れ補修などを行いました。
次に、ツリフネソウミゾソバなどの秋の開花のために、 また、ノカンゾウの夏の開花のために、カナムグラを刈りました。
途中で見つけたオオブタクサは抜き取りました。
陽当たりの良い草地には、オオシオカラトンボのメスがいました。
真夏の昼下がりの気怠い景色になっていました。






下の田圃には、オオシオカラトンボのオスが縄張りを見張っていました。


帰りに、湿地地区に寄って、状態を確認しました。
トウゴクヘラオモダカの大株が花茎を何本も立たせていました。
種子から発芽したものも、だいぶ大きくなって、混みあって苦しそうでした。
チダケサシが満開で、コチャバネセセリが吸蜜に来ていました。
ベンチで休もうとしたら、クロコノマチョウの幼虫が体についていました。



   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation