令和 3 年度第 22 回里山倶楽部 <飯室山南地区の伐採更新(大径木伐採など)> 日時 2022年 1月 22(土) 10:00〜13:00 場所 生田緑地 飯室山南地区皆伐更新地区隣接地(A14) 参加者 伊澤高行、吉澤正一、加登勇司 事務局 岩田臣生、岩田芳美 5 名 飯室山南地区については、昨年 10月16日(土)の里山倶楽部において、皆伐更新地区と隣接地についてのアズマネザサ刈りを行いました。 その際、アズマネザサのヤブの中から現れたコナラの大木の中には、カシノナガキクイムシの穿孔が激しいものが 1〜2 本ありましたが、 東南隣接地のヤブが開けると皆伐更新地区が明るくなりました。 急傾斜地で、皆伐当初の伐採材の残骸が残ってはいましたが、陽当たりが良いので、実生を育てることで、モウソウチクとアズマネザサのヤブを若い雑木林に変えることができると考えました。 そこで、この林地のコナラ大径木伐採を試すことにしました。 今回手をつけられたのは下図の 4株で、絡み合っていたモウソウチク数本も伐採しました。 A コナラ大径木Aは、腐朽したものを含めての 4本立ちで、一本一本が 30cm程の太さがありました。 そして、丁度、ここから下方はアズマネザサのヤブになっている遷急線上のような場所でした。 残念だったのは、ロープを使わずに伐倒できると考えて伐採したのですが、下方に伸びていた隣のコナラにかかり木としてしまいました。 かかり木を放置することはできないので、ロープで引っ張って、ヒサカキ 1本を伐採して、下側の斜面に寝かせました。 B 直径 30cm程のコナラ枯損木を伐採しました。 C 直径 30cm程のコナラで、カシノナガキクイムシの穿孔は確認できませんでしたが、D のコナラ大径木の伐採では、これにかかり木となることが想像されたので、 事前に伐採しました。 D このコナラは直径 50cmあると思われましたが、沢山のカシノナガキクイムシの穿孔、フラシが、勿論新しいものではありませんが、確認されましたので、 伐採は当然と考えましたが、太さと足場の悪さのため、手こずり、受け口を伐ることも終えることができませんでした。 ここから空を見上げると、コナラの梢が青空を突き刺していて、伐採しなければならない状態になってしまったことが悲しくなります。 皆伐更新地区は、外部から苗木を持ち込むことなく、若いコナラ林に育てることができました。 皆伐更新地区内から、今回の活動場所を眺めていると、空間的一体化を図りたいと思えてきます。 活動を終えたところで集合写真を撮りました。 皆伐更新によって育てたコナラ若齢林を抜けて、整備事務所裏に戻りました。 |