令和 3 年度第 12 回里山倶楽部 <飯室山南地区の植生管理> 皆伐更新地区周辺部のアズマネザサ刈りなど 日時 2021年 10月 16日(土) 10:00〜13:00 場所 生田緑地 飯室山南地区 参加者 伊澤高行、岩渕裕輝 新井みどり、藤村望美、渓(小6)、花(小2) 事務局 岩田臣生 7 名 先週の土曜日と同じ、飯室山南地区皆伐更新地区とその南側隣接地のアズマネザサ刈りを行いました。 生田緑地整備事務所裏を出発した時に降っていた弱い霧雨が、皆伐更新地区に入ったら強くなりました。 それでも、作業できないほどではありませんでしたし、ここまで来たのだからと活動することにしました。 同じアズマネザサ刈りでも、アズマネザサの違い、斜面勾配の違いは大きく、チームが分かれてしまうのは当然です。 荷物は、隣接地の活動対象に近い林地縁辺部に置きました。 <皆伐更新地区> 皆伐後 11 年目の樹林の林床には、丈の低い、柔らかいアズマネザサが生えています。 比較的丈の高い所を刈ってもらいました。 <南側隣接地区> 皆伐更新地区の下端部から勾配が急になって、高さ 4m超のアズマネザサが密生しています。 このアズマネザサを刈って、周辺隣接地の樹木の位置関係を確認できるようにしたいと思いました。 休憩して、集合写真を撮りました。 背景が、若い樹林になっています。 活動を再開しました。 南側隣接地区は、皆伐更新地区に影響のあるコナラ大径木を露わにするところまで、アズマネザサ刈りを行うことにしました。 皆伐更新地区の下端線に平行に並んでいる 6本ほどのコナラ大径木があることが明らかになりました。 カシノナガキクイムシのフラシは、全く見られないものもあり、酷くて枯れ始めたものもありましたが、多くは、根元近くに、僅かなフラシが見られました。 この隣接地区に生えている大径木は、ナラ枯れの度合に関わらず、全て伐採する方向で考えています。 アズマネザサを刈ることで見えてきた地形と樹木の分布から考えて、里山倶楽部による伐採更新が可能と思いました。 皆伐更新地区の植生管理については、このような周囲の伐採更新を行いながら考えることが適切だと考えるようになりました。 無事に、一日の活動を終えました。 若齢林づくりということで始めた皆伐更新でしたが、樹林が形成されてきて、更に南側に開けたことで、樹林の雰囲気が変わりました。 当該地区の植生管理は増々面白くなってきたと感じながら帰ることができました。 |