生田緑地の生物多様性保全活動


谷戸の枯れヨシ刈り  
日時:2024/4/18(木) 9:00〜12:00 曇
場所 生田緑地 ヨシ原地区、下の田圃地区
参加者 岩田臣生、田村成美、鈴木潤三(10:00〜12:00)



(ヨシ原地区)
谷戸のヨシ原の枯れヨシ刈りは、4/11(木)に行いましたが、少し残してしまいました。
今日は、先ず、その残してしまった枯れヨシを刈りました。



ニリンソウが咲いていました。
カサスゲも咲いています。
カナムグラが、30cm程に育っています。



(下の田圃地区)
下の田圃地区にも、ヨシが生えています。
こちらの枯れヨシも、刈ります。

下の田圃は、水田ビオトープ班発足の切っ掛けになった、最初の田圃です。
ホタルの里整備事業が完了した2004年3月、北部公園事務所の紹介で、元の地主さんが指定した田圃の半分を田圃として再生することになりました。
そこは、チゴザサの根が 20〜30cmの厚さに絡み合っていたので、この根をスコップで切り出して、 根は新たな境界となる畦の材料に使い、少しずつ水域を広げて、田圃をつくりました。
このチゴザサの根のカーペットの下ぐらいに、ヨシの根茎が広がっていました。
そして、それらの根に包まれて、ミカドガガンボの幼虫がいました。
5〜6cmくらいの大きな蛆虫状のミカドガガンボの幼虫が、後から後から出てきたので、それを逃がす場所にしていましたが、 その場所を田圃にしないで、ヨシが生えるままにしてきました。
下の田圃の奥は、そういう場所ですが、その場所のヨシを刈りました。


下の田圃の南側にあった田圃跡にも、ヨシが生えています。
これらの下の田圃地区のヨシの茂みも、冬期はアオジなどが利用していますので、春になったら刈ることにしています。



下の田圃の奥の斜面から飛び出している竹や、水流沿いのヨシなども刈りました。


オニタビラコが咲いていました。
ツバメが泥を取りにやってきました。
ツマキチョウ、キアゲハ、ルリシジミが飛んでいました。


(上の田圃)
上の田圃には、カラスアゲハが吸水に来ていました。


(ハンノキ林)
ハンノキ林では、ウワミズザクラが咲いていました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation