シロヨメナ保護、水辺の観察など 日時:2023/10/3(火) 9:00〜12:00 晴 場所 生田緑地 ピクニック広場(A05)、湿地地区(B05)、上の田圃地区(B06)、下の田圃(B07)、竹林下地区(A08) 参加者 岩田臣生 10/1(日)に里山の自然学校<脱穀>を行いましたので、今年の田圃活動は概ね終えることができたと思います。 10月〜2月にかけての水辺の保全活動を本格的に行う前に、開花直前のシロヨメナの状態を観察して、手入れを行うことにしました。 谷戸に降りたところで、ピクニック広場のトモエソウを観察しました。 園路からは倒れていたので、気になっていました。 今年はヤブマメが繁茂して、開花盛期となっていました。 トモエソウの上を覆っているヤブマメを刈って、トモエソウを起こして、実が黄色になりつつあることを確認し、念のため、少しだけ採取しました。 更に進もうとしたら、園路沿いのツリフネソウの茂みにいたコジュケイの子どもたちを脅かしてしまったようで、一騒ぎありました。 ハンノキ林は、低木層が茂っていますが、少し開けた湿地では、ツリフネソウに混ざって、ミゾソバが咲き始めていました。 ハンノキ林を抜けて、湿地地区上にあったシロヨメナの群落が殆んど消えて、アズマネザサのヤブになっていました。 そして、そのアズマネザサの上に、ノササゲが絡みついて、黄色い花をつけ始めていました。 ヤブの中で、蕾をつけ始めていたシロヨメナを刈らないように注意して、アズマネザサ刈りを行いました。 このシロヨメナの保護活動を行っていた団員が1月に倒れて、その後、シロヨメナの発芽時期の活動を誰も行っていませんでした。 生き残っていたシロヨメナが余りに少なかったので驚きましたが、今回、アズマネザサ刈りを行いました。 △10:35 竹林下デッキ WBGT 16.1、気温 19.3℃、湿度 68.1% 一休みしてから、竹林下水流を見に行きました。 何度も手を入れてつくってきた池には、水が溜まっていました。 作業は、ここまでにするつもりではありましたが、田圃の状態は観察しておくことにしました。 上の田圃は、水が少なくなっていましたが、土嚢堰下に流れ出している様子は無く、どこで漏れているかは分かりませんでした。 田圃には、マユタテアカネ、アキアカネ、コノシメトンボ、シオカラトンボなどのトンボが集まって、水面では打水産卵が見られ、オニヤンマまでが現れました。 クサギの花は終わって、実になっていましたが、ナガサキアゲハが飛んでいました。 下の田圃は、周囲のオオミゾソバが咲き始めて、アオスジアゲハやモンシロチョウなどが吸蜜に来ていましたが、 マユタテアカネ、アキアカネ、オオシオカラトンボなどが群れていました。 △11:45 上の田圃上 WBGT 22.2、気温 26.9℃、湿度 48.8% 帰り道、ハンノキ林では、トキリマメの実が赤くなり始めていました。 ヘクソカズラも実になっていました。 |
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