里山の自然学校2023
第09回《脱穀》

【2023/10/1 更新】

日時 2023年 10月 1日(日) 10:00〜15:00 曇
場所 生田緑地整備事務所裏
参加(里山の自然学校 3年生)久保田あかり
  (里山の自然学校 2年生)伊藤奏人
  (里山の自然学校 1年生)早稲田壮真、佐々木和花、佐野詩織、
        坂本慶悟、杉下睦樹、山根浩敬
                         8 名(4人欠席)
水田ビオトープ班応援 東 陽一、岩渕裕輝、北川英樹、田村成美(午前中のみ)
講師・応援   伊澤高行
講師・事務局  岩田臣生
      合計 14 名

活動の準備
8:40〜 整備事務所裏の清掃(岩田)
9:00〜 足踏み式イネコキ機、唐箕、手箕などの用意(岩田、東、伊澤、岩渕、田村)



10:00〜 市民活動室に集合して、活動の説明を行いました。

上の田圃のオダ場からオダに干した稲束を外して、生田緑地整備事務所裏に運びました。
整備事務所近くの谷戸の降り口からハンノキ林下までは、枯木倒木などの危険回避のため通行禁止になっていますが、ここを通らせてもらい、子どもたちは2往復しました。











11:00 生田緑地整備事務所裏に稲束を運び終えて、一休みしてから、脱穀を始めました。
脱穀は、ミノル式最新型と書かれた足踏み式イネコキ機で行いました。












 11:04 WBGT 23.4(熱中症注意)、気温 25.4℃、湿度 77.5%










活動を中断して、お昼のお弁当にしました。




イネコキは、応援参加のおじさんたちも参加して行い、脱穀を終わらせてから、全員で選別にかかりました。
選別に使った唐箕は、2013年に購入したもので、それまでは自家製の篩(ふるい)と扇風機で行っていましたので、大変でした。
唐箕を使えば、空籾、枯葉などの軽いものを遠くに飛ばすことができるので、作業効率は格段に向上します。
子どもたちが唐箕を使う活動に参加してくれるように、手回しの唐箕にしました。
今回は、葉や、茎から外れていない籾などが多くて、手を使って籾を外す作業も必要でしたが、それでも唐箕の威力は大きいことを知らされました。

 12:41 WBGT 25.6(熱中症警戒)、気温 26.8℃、湿度 79.0%















13:46 脱穀・選別の活動を終えました。
完全に籾だけの状態にできたわけではありませんが、籾摺り機にはかけられると思います。
使用したイネコキ機と唐箕を入れて、集合写真を撮りました。
昼まで、埃を浴びて頑張ってくれた田村さん、ごめんなさい。

片付け、清掃は、水田ビオトープ班の応援チームが行いました。




応援チームは解散し、里山の自然学校の子どもたちは市民活動室に移動しました。
珍しく活動終了後の時間がありましたので、今までの感想を聞かせてもらうことにしました。
すると、昔の足踏み式イネコキ機の印象が強烈だったのか、脱穀が楽しかったという意見が多く出されました。
里山の自然学校を2005年に開校してから、最も作業量が多くて、時間内に終わらせることが難しかった脱穀を楽しかったと言ってもらえるようになったのは、最近になってからだと思います。
里山倶楽部の中心的メンバーとして活動している"おじさん"たちに応援参加してもらうようにしたのが正解だったと思います。
里山倶楽部の活動対象は里山の自然だと考えれば、妥当な展開だろうと思います。
それから、少し余った時間は、里山の生きものしりとりを行い、15:00 解散しました。

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Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation