生田緑地の生物多様性保全活動


新たなオダに使う竹材準備  
日時:2023/9/19(火) 9:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 上の田圃地区(B06)、竹林および竹林下支谷戸(A08)
参加者 岩田臣生

9/24(日)の稲刈りのためには、オダを新しくしなければなりません。
オダに使う竹材は、竹林から伐り出せば良いのですが、季節の状況に対応できる団員がいませんので、暑い中ではありますが、一人で活動しなければなりません。
昔、田圃は市民活動ではできないと言われたことを思い出しました。

谷戸では、ツクツクボウシが鳴き、もう終わったかと思っていたミンミンゼミが鳴いていました。
もう水辺を点検している余裕は無くなりましたので、上の田圃に直行して、田圃の稲と周囲のツリフネソウの開花だけを確認しました。
水が少なくなっていて、田圃の中には、アライグマの足跡がありました。

辺りには、シオカラトンボが群れて、ツリフネソウの花のマゼンダピンクの点が広がり、ツユクサのブルーも少し混ざっていました。

今日は、9/24(日)の里山の自然学校の稲刈りの前に新しくするオダのために、必要な竹材を全て、オダ場に運んでおくことだけを活動目的にしました。
まず、改めて、必要な竹材の数量を調べて、決めておくことにしました。
竿部に使う竹材は、長さは 6m、2本、支柱部に使う竹材は、長さ 2.1m、15本、これらをオダ場に運んでおくことにしました。
朝から暑いので、竹林に伐り出しに行く前に、柿の木の下のベンチで一休みしました。

 △9:28 オダ場上 WBGT 26.9(熱中症警戒)、気温 30.3℃、湿度 67.9%
 

稲の目町会から来たのか、お年寄りが一人、日傘をさして通過しました。
リュックは置いて、竹林下に行くことにしました。
竹林下に向かって歩いていたら、竹林下デッキの方角から大きな音がして、黒い塊りが落ちるのが見えました。
大きな落枝のようです。
どう考えても、これから行こうとしている場所のようです。

竹林下デッキに入る所に、エゴノキの大枝が転がっていて、木道を塞いでいました。
1本の大枝は、ミヤマシラスゲが繁茂する湿地の方に落ちていました。
すっかり忘れていましたが、最近、指定管理者から、今にも折れそうな枯木があるので、どうするかという相談がありました。
それを、すっかり忘れていました。
先程の来園者に当たらなくて良かったと思いました。
木道上の大枝は、跨ぐには高かったので、先ず、これを片づけなければ、竹材を担いで、何回も往復することはできないと思い、手鋸で伐って片づけることにしました。
通行の邪魔になる落枝は全て、片づけました。






9/12(火)の活動時に、オダに使うためのモウソウチクは、真っ直ぐに伸びているか、太さは適当かを見て、15本程度を伐採して、 その場に立てたままにしておきました。
そして、9/14(木)の活動時に、竹林の中に立ててあったモウソウチクのうち、使えそうな材を選んで枝を落としました。
今回は、竹林内に残っていた竹材を竹林下デッキに搬出して、並べて、適度な太さで、真っ直ぐな範囲が6mある材を2本選んで、その真っ直ぐな部分6mを伐り出して、オダ場に運びました。
それから、残りの竹材から、真っ直ぐな部分を2.1mずつ伐り出して、支柱用の竹材 12本をつくりました。
足りない 3本は、9/14(木)に運んでいた竿用の竹材が、今日見たら、少し湾曲していたので、それを支柱用にすることにしたので、予定した活動は達成できます。
竹材の全てをオダ場に運ぶだけの状態にしておいてから、一休みしました。

 △10:35 竹林下デッキ WBGT 27.2(熱中症警戒)、気温 30.9℃、湿度 67.3%
 



オダ用の竹材を全て、オダ場に運び終えて、休憩しました。
気温も湿度も高くて、WBGT が厳重警戒レベルになりましたが、予定していた活動は終えることができました。

 △11:54 柿の木の下デッキ WBGT 28.1(熱中症厳重警戒)、気温 31.9℃、湿度 65.4%
 

オダの組み立ては明後日に行います。

ツリフネソウが開花盛期になったようですが、何となく、暑さに負けているように見えます。
ホウジャクの仲間の姿は見つけられませんでしたが、クマバチが飛来して、強引に、蜜を奪おうとしていました。







かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation