生田緑地の生物多様性保全活動


谷戸の水辺保全、モウソウチク伐り出しなど  
日時:2023/9/14(木) 9:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 湿地地区(B05)、上の田圃地区(B06)、下の田圃地区(B07)、ヨシ原地区(B08)
        竹林および竹林下支谷戸(A08)
参加者 岩田臣生、鈴木潤三

谷戸は、ツクツクボウシ、コジュケイの声が溢れていました。
ピクニック広場下の園路脇で、ハリカメムシに出会いました。


(湿地地区)
ハンノキ林からの水流も、竹林下からの水流も、流れていることを確認しました。
ツリフネソウは、開花数が増えていました。

カナムグラが蔓延って、雄花が咲き始めました。

(上の田圃地区)
上の田圃は、上の段も、下の段も、湛水していました。
稲穂が倒れかけているのは変わりません。

(下の田圃)
下の田圃の稲も同様でした。
相変わらず、シオカラトンボが数匹、集まっていました。
クワイの花が咲いていました。

カンントウヨメナ?も咲いていました。


(ヨシ原地区)
ヨシ原地区の池の湛水も確認しました。

水辺の状態確認が済みましたので、一休みしました。

 △9:55 谷戸の末端の木道上 WBGT 26.9(熱中症警戒)、気温 30.0℃、湿度 71.1%
 

木道沿いのオオミゾソバは、まだ開花していません。
今年は、ツリフネソウが参戦していないので、オオミゾソバの一人勝ちになりそうなのですが。

木道端に、ニホンカナヘビがいました。


竹林下デッキに戻って、ベンチで休憩しました。

 △10:12 竹林下デッキ WBGT 27.9(熱中症警戒)、気温 30.5℃、湿度 74.8%
 

(竹林下支谷戸)
竹林下水流に造っている池には水が溜まっていました。
堤体からの水漏れは止まっていましたが、外側から染み出した水が下流に流れていました。
完成イメージに近づきましたが、安定した状態ではなさそうです。
堤体部の補強を行いました。



(竹林)
一昨日、9/12(火)にモウソウチク 15本ほどを伐採しました。
それらの枝を伐り落して、数本をデッキ上に引き出しました。
真っ直ぐな部分の長さを確認して、オダの組み立てを考えなければなりません。
取り敢えず、使えそうな2本をオダ場に運んでもらいましたが、この日は、既に体調がおかしくなっていましたので休憩させてもらいました。



 △11:03 竹林下デッキ WBGT 27.7(熱中症警戒)、気温 29.8℃、湿度 77.0%
 

帰りは、ゆっくり歩きました。
ハンノキ林上辺りには、アオカラムシや、ヤブランが咲いていました。
チャバネアオカメムシが現れました。




更に、辺りを観察しながら歩いていたら、小さな細いものが、茂みの中を飛んでいるのが見つかりました。
じっくり観察してみると、体長 3cmぐらいの細いイトトンボだと分かりました。
種については、難しいのですが、小さくて、尾端部の青色が見えたので、アジアイトトンボかと思いましたが、そもそも水辺から離れているので、イトトンボに出会ったこと自体に驚いてしまいました。



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