生田緑地の生物多様性保全活動

谷戸の田圃の水漏れ補修、カナムグラ刈り、上の田圃上湿性草地のオギ、ヨシ刈りなど

上の田圃の水漏れ補修、田圃下草地のカナムグラ刈り
日時:2021/6/24(木) 10:00〜12:00 
場所 生田緑地 上の田圃、田圃下草地
参加者 鈴木潤三、田村成美

上の田圃の上の段の水が少なくなっていました。
土嚢堰の脇から水漏れがあったので補修しました。
それから、田圃下草地のカナムグラ刈りを行いました。
この日の活動を終える頃には、水面は、だいぶ広がっていました。






湿地地区の水の点検・管理など
日時:2021/6/24(木) 10:00〜10:15 
場所 生田緑地 湿地地区
参加者 岩田臣生
湿地地区の水は、全域に広がっていることを確認しました。


上の田圃上湿性草地のオギ・ヨシ刈り
日時:2021/6/24(木) 10:15〜12:00 
場所 生田緑地 上の田圃上草地
参加者 岩田臣生

田圃上の湿性草地には、ミヤマシラスゲミゾソバツリフネソウを優先させていますが、オギ、ヨシ、セイタカアワダチソウ、ヤマグワなどが育って、高さ 1mを超えてきました。
この草地は、初秋になったら、ツリフネソウや、 ミゾソバの花を楽しめる草地にしたいと考えていますので、 今のうちに、オギ、ヨシ、セイタカアワダチソウ、ヤマグワ、ヒメコウゾなどを刈り取っておくことにしました。
オギや、ヨシを刈り取るためには、ツリフネソウや、 ミゾソバを掻き分けて、細い通路を入れることになりますが、花が咲く頃までには、両側から覆い隠されて、消えてくれると思います。




コオニヤンマが現れて、オダに止まりました。
この季節になると、生田緑地の谷戸でも、コオニヤンマに出会うことがあります。
コオニヤンマは、サナエトンボの仲間で、その仲間の中では最大の種であり、成虫になるまでに、2〜4 年かかると言われています。
河川の中下流域のトンボなので、多摩川で羽化して間もない個体が一時的に飛来しているものと考えられています。


草刈り
日時:2021/6/24(木) 10:00〜12:00 
場所 生田緑地 梅の木広場地区(C02)
参加者 岩田芳美

炎天下でしたが、広場の草刈りを行いました。


チダケサシが咲き、スジグロシロチョウや、 ルリシジミが飛んでいました。



帰り道、道端のヤブミョウガの葉上に、ナガゴマフカミキリや、オオキイロマルノミハムシ、アマチャヅルの葉上に、ニジュウヤホシテントウがいました。



木道の手摺に、トビモンオオエダシャク幼虫がいました。
体長が 8cm もあります。

ピクニック広場のトモエソウの花数が増えていました。
カメムシの幼虫で見慣れているものは少ないので、これは何だろう、南方系の新参者だろうかと思ったのですが、チャバネアオカメムシの幼虫かも知れません。
カメムシは、成虫と幼虫の色形の違いが甚だしいものが多いので、驚かされます。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation