湿地地区の水辺保全、セリバヒエンソウ駆除など 日時 2020/4/11(土) 9:30〜13:30 晴 場所 生田緑地 湿地地区 参加者 岩田臣生、岩田芳美 新型コロナ対策として緊急事態宣言が出され、生田緑地では、ビジターセンター、日本民家園、青少年科学館、岡本太郎美術館が休館となりましたが、 この日は、いつも以上に大勢の市民が来園して新緑を楽しんでいて、オープン・スペースであることによる安心感からか、園路・広場の所々に来園者がたむろしたり、 マスクもせずに大声で叫びながらランニングに興じている光景も見られました。 後で分かったことですが、この日、川崎では 18 人の新たな感染が確認され、感染者累計は 112 人となっていました。 倉庫から育苗箱 10 枚を取り出し、水道で洗って、乾して置いてから、谷戸に降りました。 稲の苗をつくる季節になりました。 湿地地区では、2 段目の湿地の状態を改善するために、 2 段目から 3 段目に水を落とす方法を変更する活動を 4/2 に行いましたが、 その部分の土嚢の脇から水漏れを起こして、湛水していませんでしたので、補修しました。 これから暫くは、この補修を繰り返さなければならないでしょう。 また、2 段目の水辺の 50% 程を、攪乱しながら発芽の状態を見ていると、オニスゲが消えてミヤマシラスゲばかりが目立っていました。 もしかすると、ここ数年、思い切った攪乱をしていなかったためかも知れません。 3 段目は、2 段目沿いには水域がありましたが、中央部の水辺は湿った泥という状態でしたので、泥を寄せて、低い堰を数ヶ所につくり、いくつかの浅い水域に分けました。 今後は、状態を観ながら、畦にしていこうかと考えています。 4/2 に活動した時、水辺には、コウガイゼキショウなどが発芽しているだけでしたが、 この日は、ここで復活させ、保護している植物が発芽していました。 水田ビオトープ班が生田緑地の水辺の保全活動を始めた第一歩が、この湿地地区 (B05) の保全活動であり、この植物の保護は保全活動の重要な目的の一つです。 沢山のミゾソバが発芽している中に、ヒメシロネも発芽していました。 草地には、沢山のカキドオシのほか、ハナイバナも咲いていました。 ツマキチョウ、キタテハ、キタキチョウなどが飛んでいました。 セリバヒエンソウがもう咲いていますので、今年も駆除を始めています。
かわさき自然調査団の活動
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