生田緑地の生物多様性保全活動

田圃の泥上げ、アメリカザリガニ駆除、カナムグラ刈り
日時 2019/9/19(木) 10:00〜12:30 
場所 生田緑地の谷戸 上の田圃地区〜ヨシ原地区
参加者 岩田臣生、鈴木潤三、田村成美、細川洋子

生田緑地の谷戸にツリフネソウが咲いて、 クマバチなどのハチ類、 ホシホウジャクなどの蛾類が飛び回っています。
今回は先ず、竹林下から湿地に入る流れにあった水漏れ穴を塞いでから上の田圃の泥上げを行い、排水堰を低くして、田圃の外周の溝部にのみ水がある状態にまで水を落とす段取りをしておいて、 ヨシ原地区に移動し、カナムグラ刈りを行いました。
隣地との境界の垣根に絡んでいるカナムグラを桑切鎌で切り刻んで取りました。
とにかく、ツルを引っ張らないようにしました。
ここの垣根はボロボロになっているので、引っ張ったら、垣根自体が崩れてしまうと思いました。
ここから下の田圃地区にかけて、木道沿いのカナムグラを刈り取りました。





このカナムグラ刈りを終えて、上の田圃に戻りました。
アメリカザリガニは、水が消えると、畦沿いの溝に、水を求めて移動するので、この溝を手網で掬えば採集できます。
田植えの時に畦から 1m離して植えているのは、このためです。
短時間でしたが、次から次に、捕まえては駆除していきました。
手網を使うと、アメリカザリガニの外に、ホトケドジョウが入ったり、 体長 1cm ほどのマツモムシが入りました。



もう直ぐ稲刈りです。昨年の半分ぐらいの収量でしょうか。
生きもののための田圃だから、収量は問題ではないと言っても、脱穀などを楽しめる程度には欲しいと思います。


   かわさき自然調査団の活動
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