令和 7 年度第 18 回里山倶楽部 ハンノキ林東地区のアズマネザサ刈り (2022年に着手した伐採更新4年目) 日 時)2025年11月15日(土) 9:00〜11:00 晴 場 所)生田緑地 ハンノキ林(A07-12) 参加者)東 陽一、伊澤高行、北川英樹 事務局)岩田臣生 計 4名 ハンノキ林東地区(A07-12)の伐採更新は、2022〜2023年に大径木の伐採を行ないました。 その後、斜面に発芽したコナラ等を育てるためのアズマネザサ刈りを毎年行っていますので、場所によって2〜3年目のアズマネザサ刈りになります。 今回は、60度勾配の急斜面の区域で、しかも裾の方には、玉切りした伐採材が重なり合っている場所で、その隙間からも、アズマネザサが1mほどの高さに繁茂していました。 今年は2月に1回活動したものの、その後ハンノキ林の水辺の保全活動に追われていたため、ハンノキ林東地区のアズマネザサ刈りは、 11月になってから活動することになり、今回が今年4回目の更新管理になります。 今回は斜面裾部の活動を徹底したいと考えて、活動のベースを水辺再生中の谷底にしました。
一汗かいたところで、休憩をとり、記念の集合写真を撮りました。
辺りは、雑木林の黄葉で明るく輝いていました。 ハンノキの樹冠に多数の野鳥が群れて、騒がしく飛び回っていました。 それでも、のんびり紅葉狩りをすることもなく、活動を継続しました。 斜面北端部にあった常緑樹(シラカシ)数本は伐採しました。
ハンノキ林東地区のナラ枯れ大径木の伐採では、ハンノキ林のハンノキにダメージを与えないように伐倒するために、 地形や植生を観察していましたが、草本などについては、殆んど、意識していなかったようです。 斜面のアズマネザサは刈り、外来のシャガは抜き取りました。 まだ、発芽して1〜2年のコナラがありました。
伐採材の隙間に、カラタチバナ、キンランなどがありました。
シラカシを伐採していたら、コバノガマズミの真赤な実が目の前に飛び出してきました。
活動終了時に、水辺を再生している場所で休んでいたら、オオアオイトトンボが現れて、刈って短くなっていたミヤマシラスゲの葉に止まって、陽光を浴びていました。 オオアオイトトンボの話から、水溜まりをトンボが棲めるようにするための活動についての話が始まりました。 生田緑地の生物多様性保全に貢献できる湧水地の植生管理計画を、皆で考える機会になりました。
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かわさき自然調査団の活動