里山倶楽部
【2025/6/28 更新】

令和 7 年度第 7 回里山倶楽部
野鳥の森のモミ、キバナアキギリ保護

日 時)2025年6月28日(土) 9:00〜12:00 晴
場 所)生田緑地 野鳥の森(A01)
参加者)東 陽一、伊澤高行、加登勇司、北川英樹、廣瀬朗子、吉澤正一
事務局)岩田臣生           計 7名


(上図)活動場所位置図

野鳥の森の野鳥観察舎地区のテーブルベンチに着いたところで、記念の集合写真を撮りました。
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(1)モミ幼木保護のためのシラカシ伐採
今回の活動の第一目的は、野鳥観察舎北側の急斜面に生えていたシラカシ(胸高直径20cm超)を伐採して、その北側に生えていたモミ幼木を保護することです。
伐採対象のシラカシに寄り添っている径10cmほどのヒサカキなど、作業の邪魔になるものを先に伐採しました。
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伐採対象のシラカシの高い位置にロープをかけるために、錘をつけた誘導ロープを投げます。
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錘は目的の位置に届きましたので、錘付きロープを伐採作業用のロープに交換して、伐採対象のシラカシの幹に結びました。
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受け口を伐り始めました。
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並行して、ロープを張りましたが、最初に張ったロープでは引っ張りきれないことが分かったので、 プーラーの設置場所を変更して、張り直しました。
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追い口を伐り始めました。
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ローププーラーのポンピングも始めました。
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伐倒対象の樹冠は、周囲のヤマザクラなどと枝を絡ませていましたので、ある程度は強引に引っ張る必要がありました。
しかし、北側には保護すべきモミ幼木があり、南側には、野鳥観察舎、園路の手摺、コアジサイ、ヤマユリなどがあります。
この伐採は、伐倒方向を調整して、ツルを効かして、極力、ゆっくり、優しく、伐倒しなければなりませんでした。
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皆が、少しずつ注意して、各自のパートを進めていたら、突然、絡んでいた枝が離れて、倒れ始めました。
方向は計算通りで、野鳥観察舎や手摺を壊すことなく、コアジサイを叩き潰すこともなく、ゆっくり倒れました。
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全員で、伐採材の解体、片付けにかかりました。
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傷めないように注意して伐採しましたが、伐採材を受けることになったコアジサイに大きなダメージを与えずに済んだようです。
隣で、蕾をつけていたヤマユリも折りませんでした。
コアジサイ
伐採材は1ヶ所に積みました。
雑然としていますが、生きものが利用する場所になると思います。
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この日の一大仕事を終えたところで、休憩しました。
空の面積が広がって、明るくなりました。
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(2)キバナアキギリ保護の草刈り
残り時間が30分ありましたので、下の園路沿いのキバナアキギリ保護のための草刈りを行うことにしました。
ここは土中湿度が高いようで、木陰には、シダ植物、ホウチャクソウが、陽当たりの良い所には、キバナアキギリ、ミズヒキ、ホトトギスなどが繁茂していました。
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園路を歩いているだけだと、キバナアキギリは殆ど見つかりませんが、ミズヒキなどを刈ると現れてきました。
キバナアキギリ

暑い季節の活動でしたが、高齢者も、夏休みの少年に戻ったように、生き生きと、活動を楽しんでいました。
しかし、野鳥の森から生田緑地整備事務所裏までの道のりは苦しいものでした。
使った道具の手入れを済ませて、解散しました。

かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation

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