令和 6 年度第 22 回里山倶楽部 飯室山南皆伐更新地区の萌芽更新02 日 時)2024年12月21(土) 9:00〜12:00 晴 場 所)生田緑地 飯室山南皆伐更新地区(A14) 参加者)東 陽一、伊澤高行、加登勇司、北川英樹、廣瀬朗子 NPO-Birth(礒脇桃子、丹 星河) 事務局)岩田臣生 計 8名 現在、生田緑地では、「みんなで生田緑地のビジョンマップをつくろう!」という活動が、みどりの事業調整課と生田緑地整備事務所が音頭を取って進められています。 第1回ワークショップは、12/7(土)17:30〜20:00に開催されました。 里山倶楽部のメンバー2名も参加したのですが、彼らから、実際にビジョンマップを描く作業を行うNPO-Birthの担当者に、里山倶楽部に参加してもらって、 活動の様子を知ってもらう必要があると言われましたので、みどりの事業調整課の鈴木さんに相談して、里山倶楽部の活動に体験参加してもらうことになりました。 飯室山南皆伐更新地区は、2010年に皆伐した 400uほどの皆伐更新地区で、埋土種子を発芽させて、雑木林に育成したもので、 コナラやヤマザクラのある若齢コナラ林です。 2022年1〜2月には、隣接地のナラ枯れ大径木を伐採して、その斜面の雑木林の再生にも取り組んでいます。 皆伐更新地区と拡張区域を合わせた飯室山南地区では、直径40〜50cmといった大径木伐採は、ほぼ終了したと思いますが、 皆伐更新地区の雑木林は、伐採後14年が経過して、直径20cm程度の樹木も見られるようになりました。 伝統的里山管理としての萌芽更新を行なえる状態になったと考えています。 そして、前回から、皆伐更新地区と拡張区域の境界部に育った樹木のうち、直径20cm程度に見える樹木の萌芽更新に着手しました。 今回は萌芽更新の続きとして、伐り頃の樹木の伐採を行なう予定であり、若齢林、ナラ枯れ大径木の伐採材、切り株、発芽した育ちつつあるコナラやヤマザクラ、 アズマネザサの茂み、モウソウチクなどが観察可能で、しかも、地形的に、安全に、活動全体の観察が可能だと考えます。 そこで、今回の里山倶楽部に参加して、観察してもらうことを提案させていただきました。 その結果、NPO-Birth から2名が参加して、総勢8名の活動になりました。 活動は、前回伐採を目論んだキリの伐採から始めました。 伐倒の邪魔であった径20cm程の樹木は、前回伐採しましたので、直ぐに、受け口、追い口と作業が進みました。 伐倒方向は、前回から話し合っていて、邪魔になりそうな樹木は伐採済であり、キリの材質は柔らかいので、忽ち、伐倒することができました。 このキリの伐倒では、拡張区域に、大きく枝を張って、存在感を誇示していたヤマハゼ?を直撃しましたが、そのお蔭で、 1m超に育っていたコナラなどの実生を押し潰すことは避けられたのではないかと思います。 伐倒した材から枝を伐り落して片づける作業は全員で行います。 枝を落とした幹は、話し合って、転がすことにしたようです。 萌芽更新目的の伐採では、伐倒後に、地面から 30cm程の高さで伐り直しを行います。 キリの伐り直しを横目で見ながら、次の伐採対象の受け口を伐る作業に取り掛かりました。 伐倒方向は、伐採したキリの切り株のある方向としましたから、伐倒したら、伐り株に届いてしまいます。 しかし、キリの材質は柔らかいので、伐り直しに要する時間は短いと思います。 また、伐倒する活動は、先ず受け口を伐って、それから追い口を伐るので、時間がかかります。 だから、まだ、同時に作業していも、安全なのです。 活動の観察のために同行したはずの二人は、これほど太い樹木の伐採は初めて!とノコギリを引くのに夢中になっていました。 また、合間合間で、アズマネザサ刈りを行ってくれるメンバーもいました。 キリの伐り直しが済みました。 直径は長い方向で 35cm、中心に穴が開いていました。 2本目の樹木(ムクノキ?)の伐採についての話し合いが始まったようです。 目論んだ方向に伐倒できました。 勿論、枝降ろしは全員の活動です。 中間としては少し遅い時間になりましたが、記念の集合写真を撮って、休憩しました。 休憩後、伐採した材の片付けを進めました。 2本目の伐採の伐り直しにかかりました。 皆さんが少しずつ関わって、伐ってくれたのは良いのですが、切断面が1平面になっておらず、予想外に時間がかかりました。 切り株を見ると、切断面の状態は、何のための伐り直しだったのかと、・・・。 生田緑地整備事務所裏に戻って、使用した道具の手入れを済ませて、解散しました。 さて、賑やかな楽しい里山倶楽部でしたが、ビジョンマップの材料は収穫できたでしょうか。 |