里山倶楽部
【2024/12/7 更新】

令和 6 年度第 20 回里山倶楽部
 (飯室山南皆伐更新地区拡張区域のナラ枯れ大径木伐採など)

日 時)2024年12月7(土) 9:00〜12:00 晴
場 所)生田緑地 飯室山南皆伐更新地区&拡張区域
参加者)東 陽一、伊澤高行、北川英樹、吉澤正一
事務局)岩田臣生           参加者 5名

前回、滑車が壊れて伐倒に至らなかったナラ枯れコナラを伐採することが、今回の活動の第一目的です。
伐倒できずに、滑車が壊れた原因を、受け口の位置と追い口の位置が近すぎたことだと考えました。
伐倒対象が立っている斜面が急勾配で、追い口側の足場を高い位置に確保することができなかったため、追い口の位置が低くなってしまったためと判断しました。
追い口を現状より高い位置に伐り直すことは困難と判断して、受け口の下側切断面を現状より10cm程下に伐り直すことにしました。
既に、圧縮力が加わっていると思われる受け口の伐り直しは、ノコギリを引けないはずなので、行わないことが基本だと思います。
しかし、この伐倒対象はほぼ直立していて、ロープで引いても、倒れるどころか、滑車が壊れたことから判断して、この方法が可能かも知れないと考えました。

ロープの張り方は、前回と同じにしました。
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受け口の伐り直しができて、ロープ・プーラーで引き始めたら、ゆっくりと倒れ始めました。
しかも、倒れた場所は目論見通りでした。
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切り株を見ると、枯木とはいえ、中心部は硬く、粘り強く倒れなかったことに納得させられました。
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伐倒した材は、直前まで、カシナガが生活していたようには思えない状態でした。
2022年1〜2月に、ここでナラ枯れ木を伐採した時は、指定管理者にお願いして、チェーンソウを使って、玉切りにしてもらい、カシナガを殺すことを考えました。
今回は、玉切りにしないで、アズマネザサの茂みに寄せて、放置することにしました。
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切り株と一緒に、集合写真を撮ってから休憩しました。
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休憩後は、2010年末伐採した皆伐更新地区に育っていた樹木の萌芽更新目的の伐採に着手することにしました。
伐採の進め方は、径15cmを超えるような太いものから伐採することにしました。
径20cm超のキリから伐採しようと思っていたのですが、これを伐採したらかかり木になりそうな樹木が隣にあったので、それを最初に伐採することにしました。
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萌芽更新目的の伐採としたので、低い位置で伐り直しを行いました。
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2010年末に皆伐し、初めて、皆伐更新の実験を行った皆伐更新地区に育成した雑木林の萌芽更新を開始しました。
萌芽更新目的の最初の1本を伐採して、この日の活動は終わりにして、生田緑地整備事務所裏に戻りました。

かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation