令和 6 年度第 13 回里山倶楽部 ハンノキ林東地区の伐採更新 (コナラ実生等を保護・育成する活動) 日 時)2024年10月12(土) 9:00〜12:00 晴 場 所)生田緑地 ハンノキ林東地区 参加者)伊澤高行、加登勇司、北川英樹、廣瀬朗子、吉澤正一 事務局)岩田臣生 参加者 6名 ハンノキ林東地区の伐採更新の更新管理を、9/14(土)、9/21(土)と行って、今回は3回目の更新管理(アズマネザサ刈り)です。 今夏の猛暑は植物の生長を促してくれ、ナラ枯れコナラなどの伐採後の当該地区は、アズマネザサや多様な実生などが繁茂していました。 伐採更新に着手する前のアズマネザサに覆われた当該地区を思い出させてくれるような、茂みに潜っての除伐、刈り取りとなりました。 大径木伐採の過程で、伐採することになってしまったヤマザクラが萌芽していました。 伐採更新の樹木伐採の段階では、斜面の下端部に、沢山の伐採材を積みました。 その積んだ材の間から、アズマネザサ、ヒメコウゾ、ハリギリなどが育って、繁っていました。 安定した足場を確保して、周囲のアズマネザサや、コナラ実生の育成を阻害するような実生やアズマネザサを刈りました。 そのようなことに夢中になっていると、気持ちが爽やかになって、楽しいのですが、事務局としては、皆さんが活動する様子を撮影しなければなりません。 斜面下端部のアズマネザサ刈りが進んでいました。 実生クサギの林の中も、刈られていました。 この段階では、クサギも刈って良いのですが、残されていた実生木については、後で、事務局が判断して、必要なら除伐しますので、問題ありません。 この地区の北の方は、斜度60度ほどの一際急な斜面になっていて、立っているだけでも疲れます。 上り下りがきつい、この急斜面でも、アズマネザサ刈りが進んでいました。 当該地区は本当に急斜面なので、下側のハンノキ林に降りて、活動を観察し、可能な範囲で撮影しました。 勿論、ハンノキ林の保全活動として、低木層のクサギなどの除伐も行いながらです。 斜面の下の水辺は、ミゾソバが花盛りでした。 休憩してから、記念の集合写真を撮りました。 園路柵の手摺の上に、オオカマキリがいました。 園路脇に、カシワバハグマが咲いていました。 青空を見上げたら、ジョロウグモが巣を張っていました。 ハンノキ林を尾根路から眺めると、林床にミヤマシラスゲが広がって、ミゾソバやツリフネソウが咲いている様子が良く分かります。 同時に、アズマネザサを刈り、大径木を伐採してきた急斜面が如何に狭いかも分かります。 3年前の2021年末に、伐採更新を行なうために、斜面の下端部に通路をつくるアズマネザサ刈りを行ってから、どのように進めれば良いのか、 悩みながら始めた伐採更新でしたが、大径木伐採は無事に終えて、更新管理としてのアズマネザサ刈りを行う段階になっています。 その更新管理(アズマネザサ刈り)も、この急勾配では、子どもたちの参加を受け入れることができません。 このような急斜面の大径木伐採を行ない、更新管理(アズマネザサ刈り)を行っている里山倶楽部のメンバーは、普通の市民なのです。 秋のさわやかな天気の連休ということで、尾根路を通る来園者が多かったのですが、休憩している私たちに挨拶してくれる来園者は一人もいませんでした。 休憩後、オオカマキリの写真を撮っているメンバーもいました。 当該地区に残したコナラは、ナラ枯れを起こすことなく、元気に展葉していました。 この辺りのナラ枯れは、終息したと思われます。 急斜面のガマズミが沢山の紅い実をつけていました。 ハンノキも元気です。 ハンノキ林には、コマユミ、マユミ、ウメモドキなどが、赤い実をつけていました。 急斜面を上って、この日の活動を終わらすことにして、急斜面を上りだしたら、 刈って積んであったアズマネザサの山に、マユタテアカネ(メス)が飛来していて、秋の陽光を浴びていました。 |