令和 6 年度第 10 回里山倶楽部 野鳥の森のコアジサイなどの保護のためのアズマネザサ刈り 日 時)2024年9月7(土) 9:00〜12:00 晴 場 所)生田緑地 野鳥の森 参加者)伊澤高行、加登勇司、北川英樹、佐藤優子 事務局)岩田臣生 参加者 5名 まだ、活動するには、暑いのですが、9月になったので、里山倶楽部を再開することにしました。 対象地は、久し振りに、野鳥の森の野鳥観察舎周辺としました。 野鳥の森は、ナラ枯れが進行したことで、現在、通行禁止になっています。 ここで保護するのは、コアジサイとキバナアキギリです。 コアジサイの花期は 6〜7月なので、既に、花は終わっています。 キバナアキギリは、9〜11月が花期なので、これから咲きます。 通行止めのフェンスゲートを解錠して入ると、園路には、一面に、サクラタデのような草が広がっていました。 野鳥観察舎方面への園路は、アズマネザサ、イノコヅチなどの植物がヤブをつくっていて、園路は見えませんでした。 そこで、桑切鎌を手に草刈りを行い、観察舎までの園路を切り開くことにしました。 ルートは分かっているので、アズマネザサ、ヤツデ、イノコヅチなど、大きな植物を伐り払い、残りは、後続する参加者に任せて進みました。 途中、園路内に生育していたキバナアキギリを刈ってしまわないように、教えて、進みました。 この園路の伐開は、キバナアキギリの保護という活動目的でもあったので、皆さんはリュックを背負ったまま、作業してくれました。 先に、テーブルベンチに着いて、暑さを計測したら、既に、警戒レベルになっていました。 9:34 気温 29.5℃、湿度 72.3%、暑さ指数 WBGT 26.6℃(警戒) 野鳥の森の上の幹線園路が近くなると、倒木も転がっていました。 手鋸しか携帯していませんでしたので、幹線園路上の大きな倒木の片付けは行いませんでした。 この幹線園路には、一面に、ヤブタバコが繁茂していました。 休憩してから、集合写真を撮りました。 10:54 気温 32.0℃、湿度 67.8%、暑さ指数 WBGT 28.4℃(厳重警戒) 活動を再開して、コアジサイの保護作業を続けました。 コアジサイは、日本固有種で、関東以西の低山地や丘陵の明るい林内や林縁に自生します。 神奈川県植物誌によれば、県内では、丹沢、箱根、小仏山地、相模原台地などに多く見られるとあります。 今年の降雨と高気温は、キバナアキギリ、コアジサイにとっては悪い条件ではなかったようです。 コアジサイの保護活動を終えて、帰途につきました。 先頭に立って、園路を伐開しながら観察舎まで入った時は、良く観察している余裕がありませんでしたので、帰りは、少し写真も撮りました。 他の植物に埋もれて、消えかけているかと心配していましたが、谷間などの木蔭の植物のようで、陽当たりが悪くなっていたことは問題無かったようです。 キバナアキギリは、神奈川県植物誌によれば、丹沢、箱根、小仏山地とその周辺、三浦半島、多摩丘陵に分布するとあります。 来園者の通行を止めて、一夏を過ぎた園路には、草が繁茂していました。 生田緑地整備事務所裏に戻って、使用した用具の手入れを行ってから解散しました。 |