里山倶楽部
【2024/5/11 更新】

令和 6 年度第 6 回里山倶楽部
中央広場北雑木林のアズマネザサ刈り

日 時)2024年5月11(土) 9:00〜12:00 晴
場 所)生田緑地 中央広場北雑木林ホタルの里
参加者)東 陽一、伊澤高行、加登勇司、北川英樹、政野祐一、吉澤正一
事務局)岩田臣生        参加者 7名

第6回里山倶楽部は、中央広場北雑木林のアズマネザサ刈りを行いました。
中央広場は、かつては噴水池を中心に植栽された園地でしたが、来園者がのんびり寛げる草地広場に改修する工事が行われ、 青少年科学館の改築も行われ、共に2012年3月に完工しました。
その工事が終われば、当該地区は公衆便所の裏山ではなくなり、広場に面する斜面になります。
そこで、2011/5/21(土)に里山倶楽部を開催して、当該地区について話合い、 中央広場で過ごす来園者に、適度に管理された雑木林を観察して、楽しんでもらえるように植生管理を行うことを合議しました。
目標植生は、低木層にヤマツツジが咲き、草本層にヤマユリなどが咲く雑木林です。
それから 13年、里山倶楽部として、また水田ビオトープ班として、アズマネザサ刈りなどを続けてきました。
当該地区でも、ナラ枯れが起こり、数本を伐採しましたが、低木のヤマツツジは元気良く咲くようになっています。

当該地区の前回の下草刈りは、2021/5/8(土)2021/5/15(土)の 2回の活動で行ないました。
今回は、それから3年が経過しての下草刈り(アズマネザサ刈り)です。

また、整備事務所裏のプランターで、種子から育てていたヤマユリが大きくなってきたので、試しに、数株を当該雑木林に移植してみることにしました。
皆さんが活動を始めたところで、ヤマユリの苗は、伐採されたナラ枯れ木の伐り株の近くに植えました。
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この伐り株の上には、クロハナムグリがいました。
成虫で越冬していた個体が活動を始めていて、朝陽を浴びていました。
クロハナムグリ

ヤマユリ苗を移植して、水やりを済ませてから広場に降りた時には、参加した皆さんは、下の写真のような茂みに入って活動していました。
この写真の右半分を占めている茂みは、2022/2/15(火)に伐採したシラカシの萌芽枝です。
この萌芽枝は除伐しました。
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陽当たりが良くて、オオイシアブがツルグミの葉上に現れました。
オオイシアブ

この雑木林の西側半分(広場から見て左側)は裾部がコンクリート擁壁になっています。
滑り落ちないように注意しなければなりません。
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上端部の日本民家園隣接地には、ヒサカキ?の大木が倒されて、掛かり木状態で放置されていました。
手鋸で対応できる範囲は、伐って片づけました。
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中央園路に面する上端部の尾根筋には、50〜60cmのアズマネザサが繁茂していましたが、これを刈ったら、コナラ実生が一面に発芽している場所がありました。
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大きくなりそうなコナラ実生もありました。
コナラ実生

アズマネザサ刈りは、区域の西側から始められ、刈られた斜面が広がっていきました。
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エゴノキ実生が花をつけていました。
エゴノキ花
今年も咲いてくれたキンランもありました。
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ヤマツツジは、太く大きくなっていました。
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活動を終えて、記念の集合写真を撮り、休憩してから整備事務所裏に戻り、使った用具の手入れを行って、解散しました。
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