第 06 回里山倶楽部 <中央広場北側地区のアズマネザサ刈りなど> 日時 2021年 5月 15日(土) 10:00〜13:00 場所 生田緑地 中央広場北側地区(A26) 参加者 東 陽一、伊澤高行、北川英樹、吉澤正一 河野 実(4月から参加)、植木英生(初参加)、原田陽有(初参加) 事務局 岩田臣生、岩田芳美 9名 活動場所は中央広場北側地区で、前回に続き 2 度目の活動になります。 毎年活動している場所は、年 1 回で充分だと思うのですが、上の園路側や東側の下草刈りを進めて、植生の状態を観察しておきたいと思いました。 前回同様、生田緑地整備事務所裏に集合した参加者が用具を持って、現地の雑木林下に運んで、改めて現地下に集合して、挨拶と自己紹介を行いました。 今回は、初めて里山倶楽部に参加した人が 2 人、全員では 9人の活動になりました。 午前中だけ活動するという参加者が 3 名いましたので、活動前に集合写真を撮りました。 長期間、活動していなかった場所の 4m超のアズマネザサのヤブのアズマネザサ刈りと違って、初めて参加する人には楽しく活動できたと思います。 参加者には、アズマネザサだけを刈ることをお願いしましたが、ヤマツツジの周りに育っていたサンショウ、クサギ、ミズキなどや、アオキ、クスノキなどの常緑樹は、私が伐採しました。 日本民家園では、建物の耐震化工事のために、トラックを入れるための工事を行っていましたが、これによって、雑木林側から建物がよく見えるようになっていました。 地区の東側、四阿の上方、シイノキの広場の縁部に、落枝、落葉や刈り取った草などが長年にわたって捨てられていたらしい場所がありました。 腐葉土化した堆積物をクマデを使って、下ろしましたが、その場所は、既に、アズマネザサさえも枯れかけていて、もし、ここに水が流れ込むようなことがあったら、 土砂崩れが起きることが予想される状態でした。 上の小広場側から見たら、もう一ヶ所、同様の状態にあることが分かりました。 この辺りは、活動を始めた初めの頃には、シュンランが咲いていたという記憶があります。 堆積した腐植質を斜面裾部に下ろして、流れ出さないようにする作業は行政に任せたいと思います。 また、園路・広場の清掃後の材は、雑木林等の植生斜面の上端部には絶対に投棄しないように管理をしていただきたいと思います。 活動中に出会った生きものは、この季節の代表格、イモムシ・毛虫が多かったようです。 ヒメヤママユの成虫に出会えるのは 10月になりますが、10cm程の大きな蛾です。 幼虫は、雑木林の様々な樹木の葉を食べます。 クワゴマダラヒトリ幼虫にも出会いました。 下旬には、土中に潜って蛹になり、成虫は 9月に出会えます。 地区内のマルバウツギの花が咲いていて、クロウリハムシが来ていました。 コマルハナバチ(オス)でしょうか、葉上でジッとしていました。 アズマネザサを刈ったら、タマノカンアオイが一面に広がっていた場所がありました。 タマノカンアオイは、川崎が標本原産地である唯一の植物で、国の絶滅危惧II類の植物です。 活動を終えて、休憩しましたが、離れ離れになって、別々の方向を向いて、食べました。 活動していて気になったのは、次の写真の左側のシラカシで、右側のコナラが樹液を出して、カシナガと戦っているコナラです。 できるだけ早く、来園者の少ない時期に、このシラカシは伐採すべきだと思います。 |