第 03 回里山倶楽部<外来種セリバヒエンソウ駆除> 日時 2021年 4月24日(土) 10:00〜13:00 場所 生田緑地 梅畑広場地区(C02)〜上の田圃地区(B06)〜下の田圃地区(B07) 参加者 岩渕裕輝、北川英樹、加登勇司、伊澤高行、吉澤正一、政野祐一、河野 実 滝島麻由、一加(中3)、沙奈(小4) 事務局 岩田臣生、岩田芳美 12名 セリバヒエンソウは、中国原産、明治時代に日本に渡来した外来種です。 生田緑地に、いつ頃、どのようにして入ったのかは不明ですが、この谷戸のセリバヒエンソウについては、 2009年4月の萌芽更新地区下の園路沿いの草地で駆除活動を始め、 2014年4月からは上の田圃周辺でも駆除活動を行うようになりました。 萌芽更新地区下の生育地は狭いのですが、消えておらず、下流の上の田圃地区ではジワジワと広がっています。 セリバヒエンソウは、発芽から開花、結実までの期間が非常に短く、10cm程度の大きさでも種子をつくる繁殖力を持っています。 残念ながら、このセリバヒエンソウを駆除する効果的な方法を見つけられていません。 只管、開花期に個体っを抜き取って廃棄するという種子散布を妨害する駆除を行っています。 今回も、参加者総出で、見つけて、抜き取って、集めて廃棄するという活動を行いました。 この日は来園者が多く、「こんなに良い所があるとは知らなかった。」、「それは何ですか?」、「何をしているのですか?」などと話しかけて来ます。 中の数人は、これが外来種だと知っていて、「有難うございます。」と言って通りました。 一面に緑が広がり、湛水した田圃があり、シュレーゲルアオガエルの声が聞こえている情景を気持ち良いと感じた人たちが話しかけてくるのは嬉しいのですが、 活動を手伝わせてくださいという言葉は聞かれませんでした。 <梅畑地区> <上の田圃の上のオダ場> <上の田圃地区の木道と住宅地との間> <上の田圃下の草地> <下の田圃地区> この日の活動は終了としました。 (上)駆除したセリバヒエンソウ この日は、キビタキ、ツツドリなどの声が聞こえていました。 草地では、キツネノボタン、カキドオシ、カラスノエンドウなど、様々な花が咲いていました。 セリバヒエンソウの花を目で追っていたら、クロハネシロヒゲナガがフワフワと飛んでいました。 草の表面から少し上に出た葉の上に、フクログモの仲間でしょうか、種名が分かりませんが、この草地では見たことのある茶褐色の、少し大きなクモがいました。 スジグロシロチョウ、アオスジアゲハ、コミスジ、ナミアゲハ?などが飛んでいました。 先月まで、伐採更新目的の大径木の伐採を楽しんでいた里山倶楽部の力持ちのおじさんたちが、草むらに入って、 小さなセリバヒエンソウを抜き取る活動にも参加してくれました。 熱心に見ていた来園者の中には、「あと20歳若かったら、私もやりたかったのに。」と言う人もいましたが、・・・。 |