里山倶楽部
【2020/12/19 更新】

第 16 回里山倶楽部 ＜芝生広場上雑木林の樹木伐採とアズマネザサ刈り＞ 日時　2020年 12月19日(土)　10:00〜14:00 場所　生田緑地 芝生広場上雑木林 A09-8 参加者　6 年目　東　陽一、岩渕裕輝 　　　　4 年目　加登勇司、吉澤正一 　　　　1 年目　伊澤高行、高橋秀成、��木遼子 （かわさき自然調査団市民部会事務局）岩田臣生、岩田芳美　　9 名 今年度第16回里山倶楽部は芝生広場上雑木林の伐採更新のための第5回目の樹木伐採を行います。 生田緑地整備事務所裏の倉庫前に集合して、ヘルメット、ノコギリなどを装備してから、芝生広場上雑木林に移動しました。 今回の樹木伐採は、3 名の 2 班で活動することとし、岩田は両チームの活動をみていて、必要に応じて手を貸すようにしました。 つまり、1本のノコギリを、3人で交代で使用して、1本の大径木を伐採します。 今回伐採する樹木は、皆で話し合って、今まで伐倒してきた樹木に比べると、少し細めのコナラを選びました。 女性 2人は、樹木伐倒の様子を見ながら、アズマネザサ刈りを行いました。 少し細めのコナラと言っても、伐倒する樹木が自重で倒れると思われる方向に十分な空きが無いため、 伐倒したコナラが周囲の樹木に掛かって、地面に寝てくれない、所謂、かかり木となってしまうことが起こりました。 かかり木の処理は、その場所の状態を調べて、伐倒木の根元端にロープをかけて、ローププーラーを使用しながら全員で引きずり出すことで、絡んでいる枝を外すという方法を試しました。 このかかり木処理が大変で、時間がかかってしまいました。 生田緑地整備事務所長が差し入れを持って、様子を見に来てくれましたので、一緒に、休憩をとり、集合写真を撮りました。 1本目のかかり木の処理に手こずったにも拘らず、直径 30cm 程度のコナラなら、伐採自体は容易と考えてしまい、この後も、両チーム、各 1本ずつの伐採を始めました。 しかし、案の定、両方とも、かかり木となったため、そのまま終了とするわけにはいかず、苦労して、かかり木処理を行うことにしました。 今回のかかり木処理では、地面に食い込んだ材を寝かせるために、食い込んだ根元側の端にロープを掛けて、近くの大径木の、できるだけ高い位置から、スリングベルトによって滑車を垂らし、 これを利用して、伐倒木の根本側を持ち上げることを試しました。 幹に回しただけのスリングベルトですが、コナラやサクラなどだと滑り難いため、確実ではありませんが、重い材を持ち上げることができることが分かりました。 これもローププーラーがあって可能になったことです。 全てのかかり木処理を終えて、伐倒した材を寝かせたところで、この日の活動を終了しました。 この日は、オオタカの飛翔を観察できたり、ローププーラーを使ったかかり木処理という体験もでき、怪我人を出すこともなかったので、 ノコギリ（造林370）1本が折れたものの、市民活動としては危険な大径木の伐倒を楽しく終えることができました。

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