里山倶楽部Ｂ
【2020/1/11 更新】

第 9 回里山倶楽部Ｂ（新たな伐採更新のためのアズマネザサ刈り） 日時　2020年 1月 11日(土)　10:00〜13:30　 場所　生田緑地 芝生広場上雑木林 A09-8 参加者　東　陽一、岩渕裕輝、加登勇司、藤間�X子、長澤正広 （かわさき自然調査団市民部会事務局）岩田臣生、岩田芳美　　　7 名 生田緑地でも、昨夏からナラ枯れが始まりましたので、若いコナラ林を広げておく必要があると考え、新たな伐採更新を企画しました。 場所は、10/19(土)の里山倶楽部Ｂで、現地での意見交換を行った芝生広場上の雑木林です。 このために、今冬の里山倶楽部Ｂの予定を変更して、この新たな伐採更新のためのアズマネザサ刈りを行うことにしました。 皆伐更新地区の伐採更新では、皆伐によるインパクトによって埋土種子を発芽させ、樹林に育てることだけを考えて、植生管理を行いました。 しかし、芝生広場上の雑木林には希少種が生育していますので、これを消してしまうことのない伐採更新を行いたいと考えています。 そうは言っても、コナラの萌芽更新は期待できませんので、伐採によるインパクトは可能な限り抑えて、コナラやヤマザクラなどの実生を育てる管理を行わなければなりません。 そこで、繁茂しているアズマネザサを刈って、植生を調べて、伐採更新の方法を考えることにしました。 里山倶楽部Ｂは、毎月第 3 土曜日を定例活動日にしていましたので、今回のように 1〜2 月の可能な全ての土曜日を対象にして、集中的に活動することにしても、 参加してくれる人はいないかも知れないと思いました。 しかし、嬉しいことに、4 人の参加者がありました。 また、伐採更新による植生変化研究に燃えている植物班の藤間が、伐採する前の状態も調べておきたいと、参加することになりました。 当日は、いつものように生田緑地整備事務所裏の倉庫前に集合してから、現地に向かいました。 現地雑木林の上の方のベンチ付近に持物などを置いて、その周辺から落枝の片付け、アズマネザサ刈りを始めました。 樹林地と園路との間の柵が無い部分があるので、落枝や刈ったアズマネザサを積んで、柵代わりにするようにしました。 アズマネザサを刈っていくと、何本もの倒木が転がっているのが分かりました。 また、沢山の低木が生えていることも分かりました。 更に、タマノカンアオイや数種のラン科植物も見つかりました。 密かに期待していた宝物がいくつも見つかりましたので、これらには目印を付けました。 休憩しました。 予定時間になったので、活動を止めて、休憩し、集合写真を撮りました。 今回の活動を通して、今までの里山倶楽部Ｂで活動してきた雑木林に比べて、かなり緩傾斜地であること、多様な落葉樹が多数あること、 それらの大径木がつくる景観は魅力的と想像されることなどが分かりましたので、 これからの伐採更新は楽しみであると同時に悩むことも多くありそうだと思いました。 ナガバジャノヒゲの実が青く輝いていました。

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