萌芽更新地区の大径木の伐倒(続)
日時 平成31年(2019) 3月 2日(土) 10:00〜13:00 晴 場所 生田緑地 萌芽更新地区 A06-1a 参加者 東 陽一、岩渕裕輝、大谷絵利佳、北川英樹、三上正徳 (かわさき自然調査団市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美 7 名 萌芽更新地区の植生管理の経過 今年度の里山倶楽部Bは、メンバーの希望により 1 回増やして、萌芽更新地区の大径木伐採を行いました。 1998 年に、川崎市が 1200 平方メートルの用地を取得して、萌芽更新地区整備事業として伐採、補植を行ってから 10 年経過して、適切な更新が行われなかったことを確認し、改めて、萌芽更新地区と呼べる樹林にするための植生管理を、市民部会(愛称)里山倶楽部が担当して行うこととなり、 10 年間の活動で、漸く、達成できる見込みになったと思っています。 都市公園における市民活動(ボランティア)としては過大と思われる大径木の伐採を繰り返してこれたのは、里山倶楽部Bに参加してくれた皆さんのお蔭です。 里山倶楽部を始めて、手探りで運営してきた事務局としては、怪我人を出すことなく、ここまで進めてこられたことに安堵するとともに、 これだけの活動ができるメンバーが育っていたことを嬉しく思っています。 今回は残った 1 本を伐採し、伐り直しを済ませることが課題です。 先ず、倒す方向を決めて、伐倒作業は任せました。 事務局は A06-3 や、マルバスミレ生育地などのアズマネザサ刈りを行っていました。 受け口を深く伐り過ぎたり、風の影響もあり、どうも反対方向に倒れそうだということで話し合いをしましたが、追い口を伐り始めたところで、反対方向に倒れてしまいました。 倒れた方向にはサクラが枝を広げており、前回同様に枝にかけてしまいました。 ただ、今回は浅いかかりだったので、掛かっている方をロープで引っ張ることで外すことができました。 倒した材の片付けが直ぐに始まりました。 今回、伐り直しをしなければならない木が 3 本ありましたので、皆が伐倒した樹木の片付けを行っている時に、一番上側の伐り株の伐り直しを始めました。 早い時間に帰る参加者が帰る前に、伐採している樹木を背景に入れて集合写真を撮りました。 その後は互いに接する 2 本の伐り株の伐り直しを同時に進めてもらい、事務局はアズマネザサ刈りの続きを行いました。 ただ、足場が悪いので、積んであった伐採材を利用して足場づくりをしながら進めていました。 伐り直しを終えた伐り株をみると一番下側の木の形状に驚きます。 萌芽が楽しみです。 今日の課題を無事に済ませることができましたので、お菓子を食べて休憩しました。 刈り残した側の 3 mを超えるアズマネザサの茂みの中からウグイスの声が聞こえてきました。 「私たちが巣作りできるように、こっちは笹薮にしておいてね!」といっているようでした。 アズマネザサ刈りをしていた所には、ヤブコウジが赤い実をつけていました。 |