里山倶楽部 A
【2018/4/7 更新】
萌芽更新地区のアズマネザサ刈り、自然観察

日時 平成30年(2018) 4月 7日(日) 10:00〜15:00
場所 生田緑地萌芽更新地区〜田圃
参加者  8年目 工藤真貴子
     5年目 山下まい、ねのは(小5)
     4年目 鈴木麻美、美舟(中1)、眞之介(小4)
     3年目 猿谷久美子、明衣(中1)
         池上幸一、陽子、豪一郎(小2)
         藤村望美、渓(小2)、花(4歳)
     2年目 新井みどり、康介(小3)
         杉本貴子、莉彩(高2)、大知(小5)
     1年目 佐藤奈緒、天音(小2)
         山本栄行、優真(3歳)
   (かわさき自然調査団市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美         25名

里山倶楽部Aは 2011年 4月から 7年間、萌芽更新が困難な成熟した雑木林の皆伐更新に取り組み、埋土種子から発芽した実生を育てることで、当該土地の歴史を継承する構成の樹林を形成させました。
これこそ、当該地区の生物多様性を保全するための皆伐更新になっていると考えます。
参加してくれた親子のパワーは素晴らしいと思います。
今年度からは萌芽更新地区の植生管理に活かしていきたいと思います。
今回は 23 名が参加しましたが、実際に役立ってくれるのは中学生以上です。
でも、この戦力にならない参加者がいることが里山倶楽部Aの魅力になっているように思います。
里山倶楽部A
皆伐更新地区と違い、萌芽更新地区は生田緑地整備事務所から近いので、気持ちが楽です。
今年のスミレは早く咲いて、早く終わろうとしていますが、遅く咲き始めた株は、まだ綺麗な花をつけていました。
里山倶楽部A アカネスミレ
スミレが生育し、ホウチャクソウが蕾をつけている地区内に子どもたちを入れるのは勇気のいることでした。
できるだけ安全な範囲を歩くように大声を出していましたが、ある程度は諦めて、植物の生命力に委ねていました。
里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A
この季節、柵の上にはシャクトリムシがいます。子どもたちが夢中になっているのであれば、成行きに任せるしかありません。
里山倶楽部A 里山倶楽部A
ミズキの伐り株から樹液が出ていて樹液酵母が発酵し、そこに赤カビの一種が繁殖し、オレンジ色を呈していました。
子どもたちが関心を示して、それでも気持ち悪さもあって、棒で突いていました。
里山倶楽部A 里山倶楽部A
刈っていたアズマネザサの茂みからアオダイショウの幼蛇が現れて、カントリーヘッジの中に逃げ込みました。 一瞬の出来事でした。
里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A
1998年の伐採時に整備されたカントリーヘッジの支柱は大変丈夫なものだったようで、樹木伐採でも、アズマネザサ刈りでも活躍してくれます。
里山倶楽部A
シャクトリムシ観察会は大人たちも巻き込んでいました。
里山倶楽部A 里山倶楽部A
ベニヘリテントウ?の幼虫が手摺を歩いていました。
里山倶楽部A 里山倶楽部A
アズマネザサ刈りを中断して、田圃まで往復し、自然観察を行いました。
ツマキチョウが飛んでくれました。
里山倶楽部A 里山倶楽部A ツマキチョウ
萌芽更新地区に戻って、お弁当を食べました。
里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A
午前中だけ参加の人たちが帰ってしまってから、集合写真を撮影していなかったことに気が付いて、撮影しました。
里山倶楽部A
斜面のアズマネザサ刈りも継続しましたが、中学生の参加者が、セリバヒエンソウ駆除をしたいと言い出してくれたので、萌芽更新地区の下方の園路沿いのセリバヒエンソウ駆除も行いました。
里山倶楽部A 里山倶楽部A 里山倶楽部A
今年度第 1 回の里山倶楽部Aは目的をほぼ達成して終了しました。
里山倶楽部Aは 3、4 歳の子どもたちが入っているグループですが、萌芽更新地区の管理を進めていくことが可能なのではないかと思いました。
グループの性格から、特定の場所について、経年変化を見ていくことが向いているように思えるのです。

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