日時 2009/11/30(月)9:30〜10:40
場所 生田緑地
参加 倉本 宣(生田緑地植生管理協議会会長、明治大学教授)
堀江 洋(生田緑地植生管理協議会事務局、北部公園事務所)、井上(同)
岩田臣生(市民部会事務局、かわさき自然調査団)、岩田芳美(同)
10月24日に開催した市民部会で当該地区の現地を調べて、皆伐更新を試すことを話し合いました。
これについて、生田緑地植生管理協議会会長の倉本・明治大学教授に現地を見て戴いて、今後の進め方を検討しました。
天気は朝まで雨が降っていたため現地に入るのは濡れることを覚悟しなければなりませんでしたが、先生の時間がとれるのがこの1時間ほどしかありませんでした。
現地を隈なく調べて範囲を決めるというところまではいきませんでしたが、生田緑地植生管理協議会会長、同事務局、同市民部会事務局が集まって話し合い、
方針を決めました。
生田緑地は紅葉の最盛期です。こんな天気で、しかも教育委員会施設が休みだというのに幼稚園児らしき一団が来園していました。
東口ゲートの所で待ち合わせ、現地へ向かいました。
園路には落葉が溜まり、雨に濡れた雑木林の黄葉が美しい輝きを放っています。
A14地区に着きました。
皆伐更新のイメージは、十分な日照を得られる範囲を対象区域として決めて、その中のネザサを刈り、樹木を全て伐採し、
クヌギ、コナラの萌芽も育てながら、現地で落ちたドングリからの実生、ドングリの植え込みによる実生、苗木畑で育てている苗などを適宜使って、
モニタリングと手入れを繰り返して、若いクヌギ・コナラ林に育てることというイメージとして共有化しました。
その上で、現地に入りました。雨に濡れたネザサの繁茂している中に入って、樹林の様子、傾斜、面的な広がりなどを確認し、意見交換を行いました。
条件の良い時に再度現地調査を行い詳細計画を立案すること、
基本方針については次回の植生管理協議会に諮ること、
市民活動を機軸において行政との適切な協働を図りながら進めることなどのイメージを共有しました。
市民部会という継続的活動を実践できるシステムができたので伐採後の管理を可能にする条件が調いました。
その活動の中で様々なデータをとっていけば、生田緑地における科学的な植生管理を展開することが可能になります。
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