日時 2009/10/24(土)10:00〜13:00
場所 生田緑地
参加 勝田佳代子、佐藤利奈
堀江 洋(北部公園事務所)
市民部会事務局 岩田臣生、岩田芳美
生田緑地は里山として人の手が適度に入った雑木林として保全しようというのが、ここ数年の様々なワークショップで合意されてきたことです。
ところが生田緑地の雑木林の遷移は、本来の遷移とは違うのかも知れませんが、かなり進んでいます。
普段、園路を歩いている時は気がつかないのですが、ヒサカキが林を形成し、亜高木層を優占し、下草を消すまでに繁茂している場所が増えているのです。
枡形山西側斜面(B11-01)
遷移の進んでいる地区として、一つ目は、枡形山西側の斜面(次図の01)を選びました。
この斜面のある城山下谷戸(次図の破線の区域)は生物保護区として位置づけられている地区です。
遷移を促進することで今まで生息していた生物が生息できなくなってしまいます。
現地の樹林に入ると、鬱蒼と繁ったヒサカキ、下草が消えた斜面が目に飛び込んできました。
現地での話し合いを行い、ヒサカキを伐採し、コナラ等のドングリを埋め込んで発芽させてモニタリングすることを決めました。
亜高木層を占めているヒサカキを伐採しただけで十分な日光が地面に届くかどうかは、実生の育ち方を見て判断できるだろうということです。
ヒサカキの伐採は行政側で実施してくれるというので、この日はヒサカキに赤いリボンで印付けを行いました。
斜面の傾斜がきついので、市民ボランティアの活動として行う樹木伐採としては不適との判断です。
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評価 |
優占種 |
特記事項 |
大事に育てたいもの |
排除したいもの |
高木層 |
4.5 |
コナラ |
コナラなど、樹齢の差が大きいと思われる |
高木層の全て |
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亜高木 |
2.0 |
ヒサカキ |
殆どヒサカキのみ |
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ヒサカキ |
低木層 |
− |
なし |
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草本層 |
1.0 |
なし |
地面が露出している |
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区分名 |
当面の植生管理 |
実施時期 |
実施主体 |
01 |
ヒサカキの伐採 |
今年度冬期 | 北部公園事務所 |
01 |
コナラ、クヌギのドングリを植え込む |
ヒサカキ伐採後 |
市民部会 |
飯室山南東斜面(A14-01)
次に飯室山南西の斜面(A14地区)に移動して、植生管理についての話し合いを行いました。
この地区は生田緑地では数少ない南向き斜面です。
思い切って皆伐更新を実験しようという話になりました。
そのために、まず、区域、実施方法、モニタリングおよび樹林づくりの進め方など詳細を計画することとしました。
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評価 |
優占種 |
特記事項 |
大事に育てたいもの |
排除したいもの |
高木層 |
8.0 |
コナラ、クヌギ、シラカシ |
大きさが揃っている |
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亜高木 |
2.0 |
ヒサカキ |
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ヒサカキ |
低木層 |
1.0 |
ヒサカキ、アズマネザサ |
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草本層 |
3.5 |
ネザサ |
地面が露出し始めている |
タマノカンアオイ |
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微地形区分名 |
当面の植生管理 |
実施時期 |
実施主体 |
A14-01 |
伐採更新の詳細計画づくり |
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A14-01 |
伐採更新 |
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