生田緑地植生管理協議会市民部会

2009/6/5 更新

日時 2009年6月5日(金)10:00〜12:00 曇時々小雨
場所 生田緑地
参加 かわさき自然調査団植物班/吉田多美枝、佐藤登喜子、谷口紀美代、吉留憲子、武久春美
   市民部会事務局/岩田芳美、岩田臣生
   北部公園事務所/山口泰民
                  参加者人 8人

5月24日に予定していた第1回市民部会「植生管理のモニタリング」が雨で実施できませんでした。 延期することにしましたが、なかなか日程が調整できませんでした。 生田緑地植生管理協議会において春のモニタリングとして平日でもいいので早期に実施することとなりました。 そこで、公開の呼びかけをしませんでしたが、5日(金)、天気予報が雨と承知の上で、植物班の協力を得て実施しました。
菖蒲池南斜面は、アオキの純林状態だったところを昨年秋にアオキを伐採したところです。
調査区は中央部分の8m×8mの方形としました。 区域内は様々な実生の発芽が見られるだけで、高木、亜高木、低木がありません。
アオキの実生は平均的に分布していますが、カキの実生やイチョウの実生が固まって発芽しています。 哺乳類の糞から発芽したのでしょうか。
設定した調査区の草本層の植物は29種で、最も多かったのはアオキの実生で、123本でした。

次は七草峠地区です。裾苅りを2回実施している崖面の幅10m×高さ2mの範囲を調査区としました。
ここは種数も多く、混在していますので、調査は大変でした。
低木層として1m超のハギが3本、草本層の植物は64種でした。

3番目はピクニック広場東斜面です。
昨年11月15日(土)にササ、枯損木、シュロ、ヤツデ、アオキなどを伐除したところです。
樹木については夏期に観察して考えようということにしてありました。
高木層にはコナラ、ニガキ、ヤマグワ、ミズキが見られます。
亜高木層にはヤマグワが3本ありました。
草本層には37種の植物がありました。


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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation