第07-04回 生田緑地植生管理協議会市民部会
「ホタルの里の谷戸地区の課題を整理、植生管理を考える」

2007/9/9 更新
日時 2007年9月9日(日)10:00〜13:00 晴 暑い
場所 青少年科学館学習室と生田緑地( ホタルの里の谷戸地区 ) 

参加 大賀美陽子、雛倉正人、前田 宏、増田 将、水田茂子、吉田多美枝、渡辺忠志、
   島田秀雄( 総合企画局 )、堀江 洋(北部公園事務所)、鈴木修司( 同左 )、山口泰民( 同左 )、小礒 毅( 青少年科学館館長 )
事務局 岩田芳美・臣生 ( 計14人 )
   
生田緑地中央地区のゾーニングを目指して始めた今年度の市民部会第4回目です。
今日の現地スタディのコースと当該地域における植生管理活動の概要についての簡単な説明から始めました。

谷戸への降り口で、ピクニック広場上部の斜面における実験的取り組みなどについて説明しました。

階段の途中で、斜面の目標植生等について意見交換しました。

ピクニック広場下の丸太階段や斜面のあり方について、地表を一気に流れてしまう雨水を地下に浸透させること、 アズマネザサの状態などについて意見交換しました。

ハンノキ林上部は、今年1月に、ヤマグワ、ヒメコウゾ、アカメガシワなどを伐採し、アズマネザサを刈り、5月にハンノキ実生苗を移植した区域です。

ハンノキ林内のトンボ池周辺は、今年のホタルの一番の出現地でした。トンボ池としてつくったものの、 オニヤンマぐらいしか利用しなかったという経過報告もありました。

ハンノキ群集としての保全とホタルをはじめとする水域に棲息する生物の棲息環境保全という二つの視点からハンノキ林の保全について意見交換しました。

かわさき自然調査団水田ビオトープ班の湿地再生の取り組みと竹林の現状などについて報告しました。

湿地に面した斜面で、勝手にシロダモだけを抜除してしまった行為について、意見交換しました。 湿地側のツリフネソウも樹下では疎らになっていることを観察しました。

戸隠不動尊跡地のイチョウは、初めての人にとっては興味深い様です。

谷戸の住宅跡地に苗畑とするために土を入れたことを説明しました。

こちら側の谷戸の奥は、野生動植物の保護地区として考えてきましたが、アズマネザサやアオキの勢力が強いため、 ある程度、手を入れる必要が生じていることを報告しました。

青少年科学館に戻った時は既に時間オーバーでしたが、冷たいお茶で喉を潤してから、一通り意見を発表して終了としました。

終了後、北部公園事務所の鈴木さんの案内で、噴水広場西側尾根上のホームレス住居撤去後の状態を視察し、今後の管理についての話を聞きました。

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