野鳥の森の水流の水辺保全
【2025/12/2 更新】

野鳥の森の水流の水辺保全
日 時)12月2日(火) 9:00〜12:00 曇
場 所)生田緑地 野鳥の森の水辺(B01)
活動者)岩田臣生、伊澤高行

野鳥の森の水流の保全活動は、14年前、2011/11/29(火)に始めた活動で、 数年に1回、水流に溜まった土砂を掘り上げています。
今年は、2025/11/27(木)に行いましたが全域の泥上げを済ますことができませんでしたので、 今回、その続きを行いました。

(上図)11/27(木)の活動場所図

11/27(木)に泥上げを行った場所には水面が広がり、黄葉の落葉が浮かんでいました。
この日は、その下流の泥の上に落葉が広がっている所に、水溜まり穴を掘って、泥上げを行いました。






泥面と言っても、足を踏み入れれば、ズボッと潜るような柔らかい泥溜まりです。
周囲の草木、枯枝、落枝などを積んで、その上に、泥を上げて、堰をつくることで、水溜まり穴をつくります。
そこに水が溜まるまでには時間がかかりますので、後は自然に任せます。






下端域になると、水流であったことを想像させる状態ではなく、陸地化していました。
繁茂していたはずのビナンカズラは全くありませんでした。
何本もの伐倒木が散乱し、歩くのも容易ではありません。
ナラ枯れ木などを伐採して、放り込んでいたようです。
生田緑地は急傾斜地が多いので、伐倒したままにせざるを得ない場所もありますが、 ここは平坦地なので、適度な大きさに玉切りし、適切に積むことは可能なはずです。
行政は、2013年にマネジメント会議を設置し、生田緑地の植生管理計画の策定・運用を始めたわけですから、 ナラ枯れ伐採を業者に発注する時には、植生管理計画を遵守した活動にさせる必要があると思います。
園路から見えなければ、放り込んでおけばいいということではなく、雑木林の育成に配慮した置き方を考えていただきたいと思います。


生田緑地では、水流末端のあり方は課題なのですが、それは、自然環境保全管理会議において、水辺の生物多様性保全について議論してもらう必要があると思います。
水田ビオトープ班としては、泥上げ等を行って、水流を保全することだけは続けたいと思います。
この日は、12時になってしまったので、活動終了とし、生田緑地整備事務所裏に帰りました。
生田緑地整備事務所裏の倉庫までの距離は長くて、緩い上り坂で、遠い道のりでした。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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