谷戸の水辺保全など
【2025/6/26 更新】

谷戸の水辺保全など
日 時)6月26日(火) 9:00〜12:00 晴
場 所)生田緑地 湿地地区、上の田圃、下の田圃、城山下谷戸合流部、ハンノキ林西の池
活動者)岩田臣生、田村成美、鈴木潤三(10:00〜)

夏の生田緑地の谷戸では、水涸れが起こらないようにすることが、一番の課題です。
昨日は、久し振りの降雨がありましたので、一昨日、確認できなかった上の田圃の湛水を確認できることを楽しみにして、谷戸に降りました。
途中、ハンノキ林西の池に寄ろうか迷いましたが、全く状態が分からなかったので、他の活動の後で来ることにしました。
キバラガガンボ?が葉上にいました。


まずは湿地地区の水の状態調べです。
チダケサシが咲き始めていました。

2段目の水溜まりの水が抜けていたので、泥を寄せて、穴を塞ぎました。
また、2段目の水路の途中が水涸れしていたので、調整しました。
降雨のお蔭で、3段目まで、充分な水が流れています。





上の田圃は、湛水していました。




下の田圃は、一昨日の作業後のまま、澄んだ水が流れていました。



城山下谷戸合流部に行きました。
草地に、クロコノマチョウがいました。

谷戸右岸の水流は少し増水して流れていました。
落枝ダムは、押し流されることなく、水を溜めてくれて、4cm大のホトケドジョウがいました。
落枝ダムに泥寄せして、少し流れ難くしました。

湿地にする目的で造っていた水溜まりは湛水していました。
少し斜面側に広げ始めましたが、先に、ハンノキ林西の池の水漏れ補修を行うことにして、ハンノキ林に向かいました。




ハンノキ林西の池の水漏れは、調べたら、大きな穴が開いて起こっていることが分かりました。
これなら対応は簡単です。
イネワラを穴に詰めて、土を詰めて、これで補修できたと思います。
水中には、シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシが多数いました。
流入している水の流量は、雨後にしては少ないように感じました。
これも、池の水が減った原因かも知れません。

湧水が流入する辺りに、オニヤンマのヤゴがいました。



ハンノキ林西の池の水漏れは予想に反して、短時間で終わりました。
後は、水が溜まるのを待つだけになりましたので、城山下谷戸合流部に戻ることにしました。
  WBGT 23.4℃、気温 25.7℃、湿度 75.1%

その前に、湿地地区に寄って、補修した結果の水の状態を確認しました。



城山下谷戸の水溜まりを広げる活動は、二人にも手伝ってもらうことにしました。
この日は、湧水の流量が多かったので、水の状態を見ながら作業することができました。
しかし、12時10分前になったので、活動を終了することにしました。





帰り道のハンノキ林西の池の水は、少し増えているように見えました。

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