水辺保全
【2025/5/13 更新】


行政との意見交換(生田緑地ビジョン アクションプラン)
9:00〜10:20 市民活動室
川崎市建設緑政局緑政部みどり・多摩川事業推進課 渡仲(計画調整担当係長)、外1名
岩田臣生

田圃の代掻きなど
日 時)5月13日(火) 09:00〜12:00 晴
場 所)上の田圃、下の田圃、湿地地区
活動者)岩田臣生(10:20〜)、伊澤高行

市民活動室での話し合いを終えてから、谷戸に降りました。
ピクニック広場には草が伸びていて、トモエソウ周りの草刈りが必要だと思いながら、先に田圃に降りて代掻きを始めてもらった伊澤を追いかけました。
上の田圃への導水路が、木道下をわたる所で、水漏れしている様子でしたので、まずは、これを補修しました。


伊澤が下の段の水漏れ穴を塞ぐ活動をしていましたので、そこに顔を出そうとしたら、住宅地側に育てていたヤマグワに、大きなアオダイショウが登ろうとしていました。
観察させてもらったら、逃げようとはせずに、上に登りつづけました。
アオダイショウ

上の段は、前回の代掻きで、泥面はかなり平らになっていて、水面が広がっていました。
1回だけ、堰近くに泥を移動する活動を行いました。
浅い水の中を、孵化したばかりのホトケドジョウ、シュレーゲルアオガエルが泳いでいました。



下の段は、まだ、湛水に至っておらず、堰からの排水は観られませんでした。
泥面の凸凹も広がっていました。
できるだけ平らにして、泥面を水面下にするべく、代掻きを進めました。





下の田圃の状態も見に行きました。
すると、田圃の奥の水路部分にヨシが茂っていて、水を堰き止めていて、辺りに溢れ出していました。
田圃に水が殆ど入らない状態になっていましたので、仕方なく、ヨシの茂みの脇の水路部分のヨシを刈って、ザッと古い伐り株を取り出す活動を行いました。
ヨシの新稈は柔らかいのですが、何年も残っていた古い株は非常に硬くなっていました。
水の勢いが強くなり過ぎても良くないかも知れないと思い、完全に全てを取りきることはしませんでした。
次回以降、奥の水流も含めて、様子を見ながら、水流内のヨシ刈り、泥上げを行いたいと思います。




この日も、代掻きを終えてから、湿地地区に寄りました。
5/11(日)には、水漏れ穴を塞ぎましたが、サワガニが活動を始めたためだと思いました。
これからは、毎回、調べて、補修する繰り返しになります。
案の定、1つ、水漏れ穴を見つけました。
また、今回も、ハルジオンの花には、クロハナムグリが来ていました。
植物屋さんは、帰化植物だから駆除しろと言いますが、場所によっては、市民権を与えてもよいのではないかと思います。
消えてしまった吸蜜源となる花に代わって、ここの吸蜜源としては大事な存在になっています。
セリバヒエンソウなどと比べて、繁茂の仕方も、分をわきまえているように感じます。

帰りのピクニック広場下、谷のエノキ大木の下で、2匹のヤツボシハムシを見つけました。
茅ケ崎の岸さんに確認していただき、エノキがホストだとも教えていただきました。
ヤツボシハムシ

生田緑地整備事務所からの相談
(東口〜桝形山園路のナラ枯れコナラ伐採について)
12:30 生田緑地整備事務所裏
生田緑地整備事務所(村上)
岩田臣生
今月の伐採を考えているとのことでしたので、野鳥の営巣時期にチェーンソウを用いた樹木伐採を行なうのは止めて欲しいと答えました。

●5/14(水)11:19
このナラ枯れコナラ伐採について、本数を半減して、5月21日〜23日に伐採すると、メールが入りました。
生田緑地の自然を理解しない生田緑地整備事務所の行為には驚きしかありません。
昨日の朝、川崎市建設緑政局緑政部みどり・多摩川事業推進課 渡仲(計画調整担当係長)と話をしていた生田緑地ビジョンは、どこの都市公園の話だったのでしょうか。
生田緑地自然環境保全管理会議は、行政のアリバイづくりのために設けただけの張り子の組織だったようです。
倒木の危険が高いというのであれば、来園者に頭を下げて、5〜6月は通行禁止にしておいて、夏以降に伐採すれば済むことです。
市民は、営巣期の野鳥の保護を優先することに反対しないと思います。
ご再考をお願いします。

生田緑地共同事業体からの報告
(5/16に、シダ班がコモチシダの一部刈り取りを行うこと)
12:40 生田緑地整備事務所
共同事業体(木)
岩田臣生

かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation

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