生田緑地の生物多様性保全活動


ハンノキ林のアズマネザサ、ミヤマカンスゲなどの刈り取り  
日時:2025/2/20(木) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生、田村成美、鈴木潤三(10:00〜)
場所:生田緑地 ハンノキ林(A07-02、-04)

(上図)ハンノキ林活動地区図

この日は、風が殆ど無くて、周囲の雑木林からは、アオゲラ、ヒヨドリなど、様々な野鳥の声が聞かれました。
ハンノキ林西の池周辺からは、今日も、コジュケイの声が聞かれました。
活動は、前回の続きで、アズマネザサとミヤマカンスゲを刈ることを主目的としました。


今回活動した(A07-02、-04)のほぼ中央に、何年も前から伐採材などを積んできた場所があるのですが、下の方の材は腐食して潰れ、空洞ができたりしていました。
これを押し潰して、周囲に広がっていた材を上に積んで、できるだけコンパクトに積み直しました。
数年前に伐採したまま、積むことができずに、周辺に放置してあった太い材も積みました。
それから、その材の山の上に、新たに発生した材を積むようにしました。



この材の山の南側に、一時は、ジロボウエンゴサクやツボスミレなどが広がって、開花していましたが、ミヤマカンスゲが繁茂して、地表を覆ってしまいました。
そこで、今回は、ミヤマカンスゲを刈り取って、地面を広げるようにしました。



(A07-04)側は、数年前に伐採したミズキ?などが萌芽していましたので、もや分けを行いました。
この辺りに、沢山の多様な実生が生えているのは、数年前に2本の大木を伐採したことで、その辺りが明るくなったためかも知れません。
これらの実生の伐採整理なども、行いました。
水辺には、モミジイチゴやアズマネザサなどがヤブをつくっていました。
メギ?の茂みもありました。




この材の周囲に広がっていた、枯れた植物の蔓が網のようになって覆っているアズマネザサの原は、南側は消えたと思います。
今回の(A07-02、-04)のアズマネザサ刈りは、やり終えたと思いました。
次回、(A07-03)および(A07-06)のアズマネザサ刈り、シャガ駆除などを行えば、ハンノキ林林床のアズマネザサ刈りは終了します。





活動中に、南から、コサギが飛んできて、田圃の方向に消えました。
この日の活動目的が、ほぼ達成されたところで、田圃の様子を見に行きました。
上の田圃は、殆ど、結氷していて、コサギはいませんでした。

下の田圃には、アオジが摂餌中でした。



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