生田緑地の生物多様性保全活動


ハンノキ林のアズマネザサ刈りなど  
日時:2025/2/18(火) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生
場所:生田緑地 ハンノキ林(A07-02)

(上図)ハンノキ林活動地区図

2/9(日)に、里山の自然学校2024の最終回<冬の里山>を開催しました。
2005年5月に開校して、20年間継続してきました。
この間の状況変化は多々あったものの、何とか、20年間、活動してきました。
子ども対象の活動を、大きな事故無く継続できました。
気持ちが緩んだのでしょうか。
疲れが溜まっていたのでしょうか。
1週間休むと宣言して、寝込んでいました。
この日は、どうしようかと迷っていましたが、長期間寝込んでいると、筋力が衰えて、体が動かなくなるという思いから、活動することにしました。
丁度、寒気団が南下して、寒くなり、風も吹いていました。

谷戸に降りた所で、挨拶してくれたのは、1羽のシジュウカラでした。
ハンノキ林西の池の辺りからは、活動中、時折、コジュケイの声が聞こえていました。
ハンノキ林(A07-02)は、落枝、倒木などが転がり、枯草が積まれた材を覆っていたり、低木層の小枝が茂みをつくっていました。
細いけれども、棘がある棒状のものは、多分、オカウコギではないかと思うのですが、多数、塊って、立ち上がっていました。
掴めば痛いのですが、半減させるつもりで刈りましたが、春になれば、新芽がでてくるのだろうと思います。
増えてしまったミヤマカンスゲを減らそうと、刈って、地面を広げるようにしました。
1〜2年前に伐採した樹木からは、凄い勢いで萌芽枝が伸びていました。
これらは、萌芽枝を間引いて、減らしたり、更に低い位置で伐り直したりしました。
シャガは、抜き取りました。
考えながらの植生管理は、庭園の手入れを行うようなことになってしまい、楽しいものの、時間がかかりました。






ハンノキは、元気になっています。

見上げた空、遠くに、猛禽が遠ざかる姿が見えました。

活動後に木道から眺めても、何をしていたのか、分かりません。


帰る前に、上の田圃を見に行きました。
田圃下草地には、アオジがいました。
キジバトは、木道の住宅地側の林床に集まっていました。
ヒヨドリが、忙しそうに、林から林に飛び移っていました。
1本の樹木に数羽が集まって、翅を膨らませて、ダルマのようになったヒヨドリが、ジッと、寒さに耐えるように止まっていました。



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