生田緑地の生物多様性保全活動

 
上の田圃の水漏れ補修
 
日時:2024/12/26(木) 9:00〜10:00
参加:岩田臣生、田村成美
場所:上の田圃



一昨日の活動時に、上の田圃の水が涸れているのが分かりましたので、今日の活動の前に、補修しておくことにしました。
水漏れは、沢からの導水路の畔に並んだ、沢山の小さな穴によるものと思われましたので、これらを塞ぎました。
また、流れ出した水が木道下を過ぎて、田圃に入るように、流れ方を見ながら、溜まっていた泥を上げる活動を行いました。
すると、田圃に水が入り始めて、田圃の上の段の畦に沿って水面が広がり始め、土嚢堰に達しました。
流量は少ないので、湛水するまでには、1日以上かかると思います。
下の段が湛水するまで待っているわけにはいきません。
ピクニック広場下の草刈りを行わなければなりませんので、ピクニック広場下に移動しました。




導水路から上の田圃の上の水路に水を流していたら、年末だというのに、イナゴがいました。
体は水の中にあって、近づいても逃げようとしませんでした。


 
ピクニック広場下の草刈り
 
日時:2024/12/26(木) 10:00〜12:00
活動参加:岩田臣生、鈴木潤三、田村成美
場所:生田緑地 ピクニック広場〜ピクニック広場下

今回は、ピクニック広場のエノキの大木からピクニック広場下のエノキの大木辺りまでのアズマネザサ刈りを行いました。
増えていた実生木を伐採し、草地を広げたかったのですが、力不足でした。

ピクニック広場下のエノキには、落枝が絡んでいましたので、外して、片づけました。
近くには、他にも、枯れコナラの落枝が転がっていました。

ピクニック広場のエノキの辺りに残っていたアズマネザサも刈りました。

ピクニック広場下の園路西側(専修大学側)の斜面地は、アズマネザサだけでなく、クサギなどの実生を刈って、草地状態にする管理を行ってきました。
しかし、実生の発芽・成長は著しく、樹林になろうとしています。
どうも、放置したら樹林化してしまいそうです。
反対側は、1mほどの丈のアズマネザサの茂みになっていました。
これは、1回の夏期の間の変化ですが、草地状を目標にした管理を行うようになってから、ハンノキ林から当該地区にいたる自然探勝路では、 ホソミイトトンボを観察するようになりました。
専修大学との間の狭い範囲ですが、今後も、明るい草地状の環境を目指して、植生管理を行いたいと思います。
今回の活動では自然探勝路沿いの僅かな範囲の植生管理しかできませんでしたので、今後も、2月末までは、繰り返して活動したいと思います。




かわさき自然調査団の活動

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