生田緑地の生物多様性保全活動

谷戸の水辺保全など  
日時:2024/10/24(木) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生、田村成美、鈴木潤三(10:00〜12:00)
場所:生田緑地 上の田圃地区、湿地地区、竹林下谷戸、ハンノキ林東支谷戸

(上の田圃地区)
上の田圃地区の水路の一部が水涸れしていましたので、泥上げを行って、水を流しました。

水が涸れていた水路には、サギの仲間と思われる鳥の足跡が残されていました。

田圃の上の段は、土嚢堰から少し水が抜けているようでしたので、土嚢堰付近に泥寄せを行ないました。

下の段は湛水していました。


(湿地地区)
湿地地区の水は問題ありませんでした。

(竹林下水流)
一昨日は、水流が涸れていたので、再度、状態確認を行いました。
すると、上の池は概ね、湛水していて、堤体の2ヶ所から、僅かな水漏れがありました。
また、流路の途中が水涸れしていました。
水は少ないながら、流れていますが、流路の見極めができません。
どのような手入れを行なえば良いのか分からないので、少し様子を見ることにしました。

(ハンノキ林東支谷戸)
前回掘り直した水溜まりについては、田圃再生の時と同じように、掘削面を潰して、水漏れが無くなるかをみました。


昨日の降雨によるものか、奥の斜面下に掘った浅い穴には、水が溜まっていました。
この辺りは、数年前から、泥上げを繰り返しているので、容易でした。


この水溜まりから、下方のミヤマシラスゲが繁茂する湿地まで、水面を繋げたいのですが、中継する水溜まりをつくることができず、繋げることができませんでした。
この支谷戸の谷底部には、崩落した砂礫が堆積しているので、線的には流れていないかも知れません。
ヤマルリソウが広がっていることは、土壌が安定していないことを示していると思います。
それでも、飯室層の表面が平面になっているとは思えないので、地下のどこかを流れているはずです。
次回は、じっくり探してみようと思いました。







シオデが実をつけていました。



帰る前に、気分を変えたいと思い、土砂が溜まったハンノキ林西の池の泥上げを、長靴で可能な範囲だけ行いました。


かわさき自然調査団の活動

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