谷戸の水の状態点検と保全 日時:2024/7/11(木) 9:00〜12:20 活動参加:岩田臣生 場所:生田緑地 湿地地区、上の田圃地区、下の田圃地区、城山下谷戸合流部 11:20 曇 気温 28.2℃、湿度 77.7%、暑さ指数WBGT 26.0(警戒) 水田ビオトープ班の夏の活動は、私たちがつくった水路などの週1回の点検と水漏れ補修が欠かせません。 先週の木曜日から1週間が経ちましたが、皆が休むということでしたので、私は活動することにしました。 ポツポツ程度の雨という予報でしたが、その程度なら問題ないだろうと考えました。 生田緑地中央園路沿いのヤマユリが咲いていました。 倉庫前に置いたプランターのヤマユリは、花が開きかけていました。 谷戸に降りました。 ピクニック広場下辺りのメヤブマオの葉上に、ルリシジミがいました。 湿地地区の水漏れが起こる箇所は3ヶ所です。 先ずは、ハンノキ林からの水流を導いた水路です。 ここに数個の穴が開いて、そこから先は水が涸れていました。 オカウコギの実が黒くなっていました。 オオシロカネグモがカナムグラの葉上にいました。 ヒメコウゾやカナムグラを刈りながら、次の水漏れヶ所に向かいました。 竹林下水流は、前回と同じ場所で水漏れして、消えていましたので、補修しました。。 湿地2段目の末端部の水漏れを補修してから、2段目の通路沿いのヒメコウゾ、アズマネザサなどを刈りました。 ミヤマシラスゲの繁茂している水辺の縁辺部のヒメコウゾなどの草むらも刈り取り、1段目からの水の流れが到達したことを確認しました。 数年前に発芽したハンノキ実生が5〜6mの高さに育っていました。 湿地地区中央部に、2005年頃に発芽したハンノキ実生は株立ちのように集中して生えていますが、このうちの大きなものは、高さ15m、直径20cm程の太さになっています。 そして、すっかり辺りを暗くする存在になっています。 今年は、秋〜冬に、大きい方から2〜3本を伐採して、若返りを図った方が良さそうです。 ミスジマイマイがハンノキの根元近くにいました。 明るくなったミヤマシラスゲの畔に、オオシオカラトンボ♂が飛んできました。 湿地地区1段目の水路の流れを確認しました。 辺りの草地には、キタテハ、ヒメウラナミジャノメなどが飛んできました。 湿地地区2段目末端付近の水漏れ補修と水路の流れを確認しました。 梅ノ木広場の梅の木の下には、ヤブミョウガが繁茂して、開花していました。 草地には、ササグモがいました。 上の田圃の苗は、疎らながら、少し大きく育ってきました。 下の段の斜面側は、樹木の枝が陰をつくっているのか、オオアメンボが群れていました。 谷戸右岸水流の水が涸れていたので、途中の流出を減らして、城山下谷戸合流部まで流しました。 下の田圃に移動し、奥の水流まで行くための畦のヨシ刈りを行いました。 下の田圃には、クワイ、チョウジタデ、ミゾソバなどが繁茂していました。 クワイの葉上で、オオシオカラトンボがイオウイロハシリグモに捕食されていました。 木道沿いには、セリが開花していました。 帰り道、ハンノキ林の湿地にはアキノタムラソウが開花していて、スジグロシロチョウなどが吸蜜に来ていました。 |
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