生田緑地の生物多様性保全活動


萌芽更新地区のアズマネザサ刈り、ハンノキ林東地区の更新管理  
日時:2024/7/2(火) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生
場所:生田緑地 萌芽更新地区〜ハンノキ林東地区

ピクニック広場のトモエソウが3輪開花していました。
周囲の草が茂っていたので、少し、草刈りを行いました。
実になったものがいくつもありましたので、少しずつ、咲いていたようです。


萌芽更新地区の標柱の所から、萌芽更新地区に入りました。

今回は、(A06-1a)斜面の下方の観察路を歩いて、(A06-2)に入って、境界沿いに上方に辿って、柵の倒木によって壊れた場所から上側の園路に出ました。


 10:30 気温 29.0℃、湿度 72.9%、WBGT 27.0 熱中症警戒
そこからフェンスゲートまで、(A06-2)の上側の園路沿いのアズマネザサ刈りを行いました。




アズマネザサを刈ると、下には、ナルコユリ、オカタツナミソウなどが実をつけていました。


また、山側のアズマネザサなどに絡みついて、シオデが開花していました。

フェンスゲートの辺りは明るくなって、ヒヨドリジョウゴが開花していました。


ハンノキ林東地区は、大径木伐採、アズマネザサ刈りを行っており、更に、区域南側の萌芽更新地区(A06-2)の常緑樹の伐採などを行ったことで、すっかり明るくなりました。
今まで、4m高のアズマネザサに覆われていた急斜面には、発芽後1年程度の実生、伐り株からの萌芽株、ヒヨドリジョウゴ、タケニグサなど、多様な草が繁茂していました。
この中に入って、状態を調べるつもりで来たはずなのに、真面に陽光を受ける、多様な植物が繁茂する急斜面に降りる気になれませんでした。



尾根の園路付近には、ギボウシの仲間が開花していました。

尾根園路近くのコナラ萌芽株を覆うように、シラカシの萌芽が伸びていたので、この萌芽を除伐しました。

それから、ハンノキ林を一周しました。
尾根路から見下ろした水辺には、ミヤマシラスゲの群落の中で、チダケサシが開花していました。

斜面裾の水流沿いには、ミヤマシラスゲが繁茂しています。

オオシオカラトンボ(メス)が現れました。

緑が濃くなったハンノキ林を眺めていたら、タマムシが2匹、飛んでくれました。


水辺まで入って観察したい気持ちを抑えて一周しました。
ツリバナの実が鈴なりでした。

ハナイカダの実が黒くなっていました。

ムラサキシジミが現れました。

気分が変ったので、尾根路近くのシラカシの伐り株の萌芽を除伐しました。

一休みしました。
この日の活動は終了することにしました。
 11:49 気温 32.7℃、湿度 72.2%、WBGT 30.6 厳重警戒
帰りのピクニック広場では、ヤブマオの葉上で食事中のカマキリ幼虫に出会いました。


かわさき自然調査団の活動

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