生田緑地の生物多様性保全活動


生田緑地の生物多様性保全  
日時:2024/6/25(火) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生
場所:生田緑地 萌芽更新地区

生田緑地整備事務所裏の倉庫前のプランターにトモエソウが咲いていて、ルリシジミ?が飛来していました。


ピクニック広場東階段脇のハンショウヅルが若い実をつけていました。


今年、3/16(土)の里山倶楽部で萌芽更新地区の(A06-02)の常緑樹の伐採とアズマネザサ刈りを行いました。

(A06-02)は、萌芽更新地区の植生管理としては、殆んど、手をつけていなかった区域です。
これはハンノキ林東地区の伐採更新を進める上で必要になってのことでしたが、今後は、萌芽更新地区(A06-01)〜(A06-03)の全域を観察し、考えて、植生管理を 行ないたいと思います。
今回は、萌芽更新地区の夏季の雑木林の状態を観察し、アズマネザサ刈りを行い、枯れ枝などを片づけて、観察路のルートを探りました。
まず、出入口を、萌芽更新地区の案内柱付近に設定しました。
ここから入って、木々の間のアズマネザサを刈りながら、歩きやすそうな樹間を選んで、萌芽更新中の樹木を観察することを考えて、ルートを考えることにしました。











林床に、ウバユリの葉が観られました。
ツチグリ?がありました。

クモもいないのかと思っていたら、こんなものがありました。
オナガグモの卵嚢でしょうか。


(A06-01a)は、概ね、観察を終えたので、(A06-01b)側を観察することにしました。
すると、アズマネザサの繁茂が著しくなり、ドクダミなどの草も繁茂していました。


上側の自然探勝路に近い辺りは、特に勾配がきついので、観察路は設定しない方が良いと思いました。
この辺りに植えたヤマザクラは、生田緑地産の種子から育てた苗でしたが、辛うじて育っていました。
湿地地区の苗木畑などで育てているヤマザクラやクヌギも、移植を検討してもよいだろうと思いました。


途中で、上側の園路に出て休憩しました。
気温は 27.4℃、湿度 79.0%、WBGT 25.7
エゴノキの実がなっていました。

上側の園路は、通行禁止になっていたため、アズマネザサが繁茂し、木道の隙間からも展葉していて、木道とは思えない状態になっていました。

木道の手摺の上に不思議な物体がありました。
ペレットのように見えますが、タマムシがカビ菌に侵されたものかも知れません。


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