生田緑地の生物多様性保全活動


ホタル・ガイド・ボランティア 2024-3  
日時:2024/6/9(土) 19:00〜21:00
活動参加:岩田臣生、伊澤高行
一般参加:深瀬典子、山岸朔太郎
場所:生田緑地 ホタルの国


令和6年度(2024)の生田緑地ホタルの国の特別開国3日目です。
この特別開国時に、ゲンジボタル成虫の保護と入国者のケアに当たるのがホタル・ガイド・ボランティアの役割です。
この日の入国者は、101名でした。
出現してくれたホタルは、ハンノキ林では増えて、21頭でした。
ホタルの里は、逆に減っていましたが、上の田圃の上空に、毎晩、1頭出現してくれるホタルには慰められました。
集計すると、全体では、32頭でしたので、大きく減少しているわけではありませんが、今年は羽化始めが早くて、もう終期を迎えているのではないかと心配しています。
気温 24℃、湿度 65%、曇、風

今回も、指定管理者による入場受付が行われている時間を利用して、ホタルの国の活動とホタルについて、少し話をさせていただきました。
●反省@
19:20に、ゲートから入場させてから、私は最後に入ったのですが、これは先導して、谷戸のガイドをするべきだったと反省しています。

●反省A
この日のホタル・ガイド・ボランティアには、ホタルの国の南案内所(ハンノキ林上デッキ)で、入国者に対して、全員で、 「こんばんわ、階段が多いので、足元に気を付けて、楽しんでください。」などの挨拶で、声掛けをしてくれるようにお願いしていたつもりでしたが、 デッキに近づいても、デッキからの声が聞こえてきませんでした。
ホタル・ランタンのセットを終えたら、ハンノキ林上デッキで、ホタル・ガイド・ボランティア2〜3人で、降りて来る入国者を迎えて、 声掛けをするようにしましょう。

●反省B
ハンノキ林を出た所のT字路部は、過去には、道案内を配していたこともありますが、この日のように混雑していない時は、階段を踏み外したり、 木道から降りてしまったり、どっちに行こうかと迷う人で渋滞が発生したりすることは無いと思います。
暗がりに、黙って立っている人は気持ち悪いだけですから、絶対止めましょう。
状況から判断して、必要と思った時は、声掛けをしましょう。

●反省C
竹林下デッキ、梅ノ木広場などでは、周囲の状況を良く観察して、適切な声かけ、情報提供をしましょう。
ホタル・ガイド・ボランティアから、このような声掛けをしてもらうことで、ホタル観賞者は安心できます。
また、ホタル観賞の楽しさが倍増するはずです。

●反省D上の田圃地区の木道上に、木々が覆い被さるように繁茂していました。
谷戸のハンノキ林から上は剪定していましたが、ホタルの里の樹木については行っていませんでした。
木道の通行の妨げになる枝は伐り落しておかなければならないと思います。
ただ、この地区の外光は、暗さに慣れた目には、非常に明るくて、この外光もホタルの出現数減少に関係があるかも知れません。

●追加ルール「見る時は、端に寄って」
ホタル観賞のために止まる時は、端に寄って、通行できる場所を開けるように、入場前にお願いしました。
その効果は直ぐに現れて、木道の上で止まっているグループでも、一声かけたら、直ぐに道を開けてもらえました。

●入場者
週末に行っているホタルの国の観察会では、企業の社員などのグループ参加が多かったと思うのですが、 この日は、お婆さんを連れた親子など、家族連れが殆どの様に思われました。
地元のホタル観賞としては、良い傾向だと思いました。



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