ハンノキ林の草本層、低木層の伐採など 日時:2023/11/14(火) 9:00〜12:20 晴 場所 生田緑地 ハンノキ林(A07-03、-06、-04) 参加者 岩田臣生、上路ナオ子 ハンノキ林の周囲のナラ枯れでハンノキ林が明るくなったため、草本層〜低木層の繁茂が著しく、ヤブ状態になってしまいました。 このヤブを解消したいと思いますが、それは容易くはありません。 前回から(A07-06)、(A07-03)に取り掛かりましたが、今回も、(A07-06)、(A07-03)から始めて、(A07-04)まで、ヤブ刈りを進めました。 水流の手入れには、まだ掛かれていません。 (A07-06) 先ず、前回の活動で、(A07-06)の中央部に積んでおいた伐採材やアズマネザサなどを木道下に移しました。 それから、残っていたクサギ、アカメガシワ、ニワトコ、ムラサキシキブなどを伐採し、アズマネザサを刈りました。 活動目的は、ホタルの飛翔空間を確保することとして、低木伐採の拠り所としました。 4〜5月に、ホウチャクソウが広がって開花する場面をイメージしました。 (A07-03) この地区は、前回作業した後を、改めて観察して、ホタルの飛翔空間をイメージして、充分かどうかを考えてみました。 伐り株からの萌芽が著しい樹木は、一先ず萌芽枝を減らし、更に低い位置で伐採したりしました。 アズマネザサは疎らでしたが、オカウコギやモミジイチゴなど、棘のある植物が繁茂して、深いヤブをつくっていましたので、これらは全て、刈るようにしました。 枯れ枝さえも、棘が手に刺さって痛い作業です。 イボタノキは刈らないようにしました。 草本層〜低木層のヤブが消えて、見通しが良くなったら、今回も、ウバユリ2本、成熟した実3個が見つかりました。 ウバユリは、種子と球根で越年すると思いますが、同じ場所で、何年も観察することはありませんでした。 ただ、忘れた頃に、新たな場所で観察されています。 ハンノキ林で昨年見つけた場所でも、今年は見つけられず、別の場所で4本見つけました。 ハンノキ林の林床は、ウバユリの好む環境だろうと思います。 今年採集した種子は採取して、人為的に苗をつくって、林床に広げることを試してみようと思いました。 林床に大きなサルトリイバラや、フジが這っていて、足を取られました。 (A07-04) モミジイチゴやオカウコギのヤブを刈り払ったら、昨年、伐採材を積んだ場所に出ました。 草本層〜低木層の変化が大きくて、空間認識がおかしくなっていたようです。 水流が木道にぶつかる辺りまで進みました。 木道に接した場所のアズマネザサは、来園者が木道から降りたくならないように、刈らずにおきましたが、長い年月が経って、かなり汚らしくなっていました。 一度刈って、更新した方が良いかも知れません。 帰り道は、生きもの観察会になりました。 ピクニック広場下のアザミの大株は倒れながらも、咲き誇っていました。 オニドコロ?が、まだ咲いていました。 コメナモミは、種子に移りつつありました。 トホシテントウ幼虫が枯れかけた葉の上にいました。 |
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