生田緑地の生物多様性保全活動


谷戸の水辺のアズマネザサ刈りなど  
日時:2023/10/12(木) 9:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 湿地地区(B05)、上の田圃地区(B06)〜城山下谷戸合流部(B10-2)
参加者 岩田臣生、伊澤高行、上路ナオ子、鈴木潤三、田村成美

(イ)湿地地区の水漏れ補修
日時)9:15〜9:20
場所)湿地地区
参加)岩田臣生、伊澤高行、田村成美

ハンノキ林から湿地地区に引いている水路の途中で水漏れ穴に水が消えているのが、木道から見えましたので、これを補修し、地区内の点検も行っておいて、上の田圃地区に移動しました。


(ロ)上の田圃下草地〜城山下谷戸合流部のアズマネザサ刈り
日時)9:25〜11:50
場所)上の田圃地区(B06)〜城山下谷戸合流部(B10-2)
参加)岩田臣生、伊澤高行、上路ナオ子、田村成美、鈴木潤三(10:15〜)

田圃には水面が広がって、ヒツジやコナギが目立っていました。

先週、10/5(木)は、田圃に面した斜面の裾刈りを行いました。
今回は、その裾刈りを下流側に広げて、城山下谷戸合流部のアズマネザサまで刈ることにしました。
この城山下谷戸合流部は、かつては、谷戸のゲンジボタルが初めに光り始める場所で、コウライイチイゴケなどが繁茂する湿地でした。
それが最近では、暗く、湿ってはいるものの、苔類は見られず、ホタル成虫が昼間休息している様子もなくなっていました。
そこで、ゲンジボタル成虫が日中休んでいられる環境を再生したいと考えました。
昨年末、12/8(木)、12/15(木)には、湿地を再生するために、先ずは田圃状の水域をつくることを考えて、活動してみました。
でも、この日は、水は溜まっていませんでした。
奥の大木とその下には、猛禽がむしったのでしょうか、沢山の羽根が散乱していました。
今回は、城山下谷戸末端の谷戸合流部に茂っていたアズマネザサのヤブを取り除いて、ゲンジボタル成虫が自由に谷戸を往来できるようにすることを考えて、活動しました。







刈り払ったアズマネザサのヤブの中には、オオハナワラビが多数集まっていました。


並行して、水流の泥上げも行いました。

田圃附近では、水流に落枝ダムをつくる試みも行いました。


田圃の水域では、連結したトンボたちが、懸命に打水産卵していました。

辺りのミゾソバは開花盛期を迎えています。

すっかり翅が傷んだウラナミシジミ?が、秋の陽光を浴びていました。


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