生田緑地の生物多様性保全活動


朝)上の田圃の下の段の土嚢堰改修、晩)ホタル・ガイド・ボランティア

上の田圃の下の段の土嚢堰改修  
日時:2023/6/17(土) 8:00〜10:00 晴
場所 生田緑地 上の田圃地区(B06)
参加者 岩田臣生

昨夜、6/16(金)のホタル・ガイド・ボランティアの時に、土嚢堰が崩れて、田圃の水面が消えていたので、応急的に積み直して、できるだけ水を溜めることにしました。
改めての改修は、6/18(日)の里山の自然学校の活動中に行おうと話し合ったのですが、その日の里山の自然学校は、水田ビオトープ班の岩田と伊澤の二人で運営しなければなりません。
それは問題だろうと思って、一人で、気温が上昇する前の朝のうちに改修してしまうことにしました。

谷戸に降りると、ハンノキ林では、キビタキの声が出迎えてくれました。
オニグルミの葉の裏側に、アヤヘリハネナガウンカがいました。
ハネナガウンカとの出会いは、2種目ですが、余りに小さいので、目視確認も儘なりません。


(上の田圃地区)
昨夜積んだ土嚢堰は、それなりに水を止めてくれて、畦沿いの溝には水面ができていましたが、その内側、苗のある所には水がありませんでした。
まず始めに、どうも土嚢が足りない感じがしたので、土嚢を4つつくりました。
次に、1m程の長さの竹釘を10数本つくりました。
この準備をしてから、土嚢を外して、積み直してみました。
水流の流量が多いことが、忽ち水位が上がっていくことで分かりました。
田圃下草地には、洪水の痕が残っていたので、田圃の土嚢堰が壊れたのも納得できました。

改修した土嚢堰の上に水が満たされたら、突然、アオダイショウが現れて、目の前を泳いで行きました。

念のため、上の段の土嚢堰にも、この長い竹釘を打ち込んでおきました。


ホタル・ガイド・ボランティア(5)  
日時:2023/6/17(土) 18:50〜20:20 晴
場所 生田緑地ホタルの国
参加者 岩田臣生、伊澤高行、北川英樹、深瀬典子、政野祐一、山口明日香

今年のホタルの国のホタル・ガイド・ボランティアも最終回となりました。
ホタル・ガイド・ボランティア育成業務は、川崎市北部公園事務所との協働として、2005年に始めた活動でしたが、毎年参加しているボランティアは、もう熟練の域に達しています。
今年の人数制限は 50名で、ホタルの国の範囲も狭くなったので、楽な活動であったという感想でした。

ホタルの出現数は、ホタルの里〜湿地地区 19、竹林下水流地区 2、ハンノキ林 24、合計 45でした。

活動後、皆で、ヨシ原地区からハンノキ林まで、見送りホタルを観察しながら帰りました。
夕食時の活動であるにも拘らず、今年は女性が3人参加してくれました。
僅かに残っていたホタルが光の舞を見せてくれたので、それを楽しんで、心を癒していただけたと思います。


上は、集合時間に集まった岩田以外の4人です。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation