生田緑地の生物多様性保全活動




谷戸の水辺保全(水漏れ補修)など
日時:2022/6/21(火) 10:00〜13:00 曇
場所 生田緑地 湿地地区、上の田圃地区、下の田圃地区、萌芽更新地区
参加者 岩田臣生

ピクニック広場のトモエソウが咲いていました。

萌芽更新地区下には、キボシカミキリやルリシジミがいました。


ハンノキ林入口で、ヤマサナエが出迎えてくれました。

シラカシの萌芽枝周辺に、ムラサキシジミが数匹、群れていました。


(湿地地区)
地区内の苗木畑に繁茂していた草を抜きました。


ハンノキ林からの水流を受ける水路に水漏れがあって、水が止まっていたので、これを補修しました。
また、2段目の水路の泥上げと数ヶ所の水漏れ補修を行いました。
これによって、保護している植物の所まで水を到達させました。




上の田圃地区に移動しました。
イチヤクソウが見頃を過ぎようとしていました。


(上の田圃地区)
上の田圃の下の段の土嚢堰左端部に水漏れがあったので、補修しました。

田圃下の池には、シュレーゲルアオガエル幼生が数匹、入っていました。
ザリガニ穴が開いていましたが、ザリガニを捕まえることはできませんでした。
ノカンゾウのために、少しだけ、カナムグラ、ミズヒキ、イネ科植物などを抜きましたが、既に、ノカンゾウはかなり倒れていました。
キマダラセセリが、ミズヒキの葉上に飛んできました。


(下の田圃地区)
水深は十分だと思いました。


水辺には入らない方が良い季節です。
水漏れ補修が済んだので、萌芽更新地区の状態観察をすることにしました。

(萌芽更新地区)
萌芽更新地区上の外周園路は、山側のアズマネザサや、様々な実生が繁茂して、通路部が狭く感じるようになっていました。
山側のアズマネザサなど、選択的裾刈りが必要と思いました。
地区内の樹木も繁っています。
秋まで様子を見て、年末には、低木の択伐や、高木層の萌芽更新目的の伐採を試すべきと思いました。


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