生田緑地の生物多様性保全活動

上の田圃の代掻き、ヨシ原の池の泥上げ、外来種駆除など
日時:2022/4/21(木) 10:00〜13:00 曇
場所 生田緑地 上の田圃地区(B06)、ヨシ原地区(B08)、谷戸のその他の地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美、上路ナオ子、井口 実

この日、谷戸に降りる前の西口トイレでは、マエキトビエダシャク、フタナミトビヒメシャクを観察できました。
マエキトビエダシャクに良く似たオオマエキトビエダシャクとは 4/19(火)に出会っていましたが、昆虫班の宮内さんによれば、オオマエキトビエダシャクは生田緑地では2008年以来の確認だったそうです。


また、生田緑地整備事務所の外壁で、蛾 2種(一方はシャチホコガ)と外来種のキマダラカメムシに出会いました。
キマダラカメムシは、2019年から、この同じ外壁で確認しています。




谷戸の園路沿いでは、ツボスミレ、ホウチャクソウ、カキドオシなどに加えて、キンラン、ササバギンランなども加わり始めていました。
外来種セリバヒエンソウは見つけた時に、引き抜いていますが、4/23(土)の里山倶楽部でも駆除活動を行います。
外来種シラユキゲシの駆除は 2006年4月から続けていて、見つけた時に駆除するようにしていますが、今年も出会えてしまいました。


上の田圃地区
田圃の土は、再生後 15年経って、田圃の土らしくなってきましたので、2回ぐらいの代掻きで、田植えをできると思います。
木道上で、シオヤトンボ(メス)を目視確認しました。







ヨシ原地区の池の泥上げ
水田ビオトープ班の活動班員が増えたので、代掻きは 4人に任せて、ヨシ原の池の泥上げを行うことにしました。
ヨシ原地区のヨシは伸び出したばかりで、カサスゲは花盛りです。
ここの泥上げは肥柄杓を使って行いました。
掬えてしまった生物は、4cm大のホトケドジョウだけでした。





下の田圃地区のセリバヒエンソウ駆除など
園路沿いの草地に生えたセリバヒエンソウ駆除を行いました。

田圃周辺の状態観察と草むしりも行いました。



活動を終えて、梅の木広場で休憩しました。
オオバコの葉上に、ベニカミキリがいました。何をしているのでしょう。

肥柄杓を持っていたので、帰りに、ハンノキ林上の池に寄って、暫く、泥上げを行いました。
堆積した落葉が腐って、水質が悪化していると感じたためです。

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