生田緑地の生物多様性保全活動

ヨシ原地区のヨシ刈り
日時:2022/3/31(木) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 ヨシ原地区(B08)
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美、上路ナオ子

春になりましたので、ヨシ原地区の枯れヨシを刈りました。
ここのヨシ刈りは、2007年1月に北部公園事務所からの相談を受けて、翌2月から活動を始めました。
最初は、ヨシの上に、フジ、カラスウリ、カナムグラなどが覆い被さり、凄い状態でした。
その時に、水位が高いことが分かったので、穴を掘って、池をつくってみました。
その池は泥が溜まっていましたが、シュレーゲルアオガエルが軽快に鳴いていました。
少し泥上げをしてあげないと可哀そうでしょう。
カサスゲの葉が伸びていました。
3週間もすれば、雄花が黄色い花粉を輝かせて、存在を主張するでしょう。
残念なことに、キショウブも発芽し始めていました。
冬季は、シジュウカラや、アオジなどが茂みの中にいることが観察されるので、ヨシ刈りは春になってからの活動にしています。
枯れヨシ刈りは斜め伐りになることが多いため、前年の伐り株を踏み抜いてしまう事故が起こり易く、この日も新人一人が踏み抜いてしまいました。
こうした事故はアズマネザサでも起こり、私たちの活動ではよくあるため、踏み抜き防止板の入った安全長靴がお薦めです。
ヨシ刈りだけであれば、面倒でも、刈ったヨシを置いて、歩ける場所を道状につくりながらヨシを刈るようにして、その道以外には降りないようにしていますが、 皆さん自分で考えて工夫しています。









ニリンソウが咲いていました。


キタテハが飛び出してきました。

ヤマザクラも咲き誇っていました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for 220331 Research and Conservation