生田緑地の生物多様性保全活動

湿地地区の水辺保全、アズマネザサ刈り
日時:2022/3/3(木) 10:00〜12:20 曇後晴
場所 生田緑地 湿地地区(B05)
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美、上路ナオ子、井口 実


湿地地区 (B05) の水辺の末端部の池と付近の水流を結ぶ水路の改修を行いました。
目的は、水域の生物が自由に往来できるように、連続した水域にすることです。
初めて、この部分を造成した時は、土が乾燥していて、ボロボロと崩れて、大きな穴が開いて、とても水路になる様子はありませんでした。
そこで、土嚢を並べて、水路をつくりました。
今回は、水が流れ込みそうな穴は少なくなっていました。
水路底もできてきていましたので、側壁に沿って、土嚢を並べることで、緩い傾斜の流路ができたと思います。
合わせて、湿地地区末端の池の泥上げも行いました。






湿地地区東側の水路沿いに繁茂したアズマネザサを刈る活動も行いました。
湿地地区位置図の赤線範囲が活動した場所です。
湿地地区のアズマネザサには、オオカマキリの卵鞘が幾つもありました。






木道を挟んで南側のハンノキ林地区 (A07-09) のアズマネザサ刈りも行いました。
上の湿地地区位置図の赤線範囲が活動した場所です。
ハンノキ林の林床はミヤマカンスゲが繁茂してしまったので、ミヤマカンスゲを少しだけ除草する活動も行いました。




湿地地区 2段目から 3段目にかけては水域が広がっていますが、スゲ植物などの地上部は枯れています。



活動後、竹林下デッキで休憩していたら、ゆっくりとトビが飛翔していたかと思ったら、背後の上空から声が聞こえてきました。
かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation