生田緑地の生物多様性保全活動

湿地地区の水辺保全など
日時:2021/11/16(火) 9:10〜13:20 曇
場所 生田緑地 上の田圃地区(B06)、湿地地区(B05)
参加者 岩田臣生

生田緑地の谷戸の水流には多くの土粒子が含まれているので、水辺に溜まる土砂は多く、時々泥上げを行わないと、水面が消えてしまいます。
湿地地区は、夏の間も水漏れ補修の活動は行って、水涸れしないように努めていましたが、泥上げは行っていませんでした。
今回は、泥上げを行うつもりで、谷戸に降りました。

(イ)上の田圃地区
ただ、11/14(日) に茅ケ崎市景観みどり課のために行った谷戸の自然保全の観察会の時に、上の田圃の水位が下がって、広い範囲の底土が水面から出ていましたので、 湿地地区の活動の前に、上の田圃に水面を広げる活動を行うことにしました。
上の田圃の土嚢堰については、11/11(木) にも積み直しを行ったのですが、水面が広がったことを確認はしていませんでした。


新しい土嚢を追加しなければならないと思って、雑嚢袋を何枚も用意してきたのですが、良く見ると、土嚢堰の下の方から、水が漏れ出していました。
そこで、土嚢を外して、水漏れ箇所を探し、イネワラを詰めてから、土嚢を積み直しました。
下の段の土嚢堰の水漏れを止めてから、上の段の土嚢堰の水漏れも止めました。
土嚢堰の水漏れを止めてから、田圃の畦に転がっていたコナラのドングリを拾いました。

11月中旬だというのに、ツリフネソウの花が残っていました。


(ロ)湿地地区の水辺の泥上げ
今年 6月に湿地地区につくって、クヌギ、ヤマザクラなどの稚樹を植えた苗木畑を覆っていた、 カナムグラ、ツリフネソウ、アオミズ、ハシカグサなどの草を剥ぎ取り、アズマネザサを刈りました。
ヤマザクラ稚樹は、2本だけになっていました。カナムグラを繁茂させていたのが、原因だと思います。
驚いたことに、イネが 2本生えて、実っていました。
この苗木畑の隣に穴を掘って、先ほど、上の田圃の畦上で採取したコナラのドングリを蒔きました。
ナラ枯れ後の伐採更新に使えるように育てようと思うのですが、・・・。



泥上げは、この苗木畑に近い、ハンノキ林からの水流を受ける水路の部分から始めました。
そして、湿地 1段目の入口から中央部までを行って一休みしました。
ミヤマシラスゲや、オニスゲなど、まだ緑色の葉を立てていましたが、水路部については、短く刈りながら行いました。
枯草の中からヒメシロネが緑色の葉を広げていましたが、ゆっくり観察している余裕はありませんでしたので、果実は確認していません。






休憩後は、竹林下水流が入る所の水漏れが気になっていたので、この水流が湿地地区の 2段目に入る所の水漏れ穴を補修しました。
竹林下に放置してあった竹の枝に、ムネアカハラビロカマキリの卵嚢を見つけて、採取しました。
それから、この水流を受ける水路、湿地地区 1段目の畔下に沿って設けたものですが、この水路の泥上げを行いました。
繁茂していたミゾソバの地上部は枯れていましたが、ヨシ、ヒメコウゾ、ウツギなどが繁茂していましたので、これらを刈りながら、泥上げを行いました。
カラスウリが、赤い実をつけていました。





この日は、時折、アオゲラの声が聞こえていました。
頻繁に、来園者が園路を歩いていました。
湿地地区全域の水路の泥上げはできませんでしたが、残りは次回以降の活動として帰ることにしました。
帰り道、ウメモドキの実が真赤に熟していました。
また、ヤマハゼが紅葉して、実をぶらさげていました。


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