今年度のホタルの国について会議 日時:2021/5/18(火) 10:00〜11:00 場所 生田緑地整備事務所 2階 参加者 岩田臣生、岩田芳美 生田緑地整備事務所)今井、長澤、小林 指定管理者)鈴木、遠藤、小川 今年度の生田緑地ホタルの国について、事業計画協議を行いました。 生田緑地整備事務所からは、閉国とする方針が出されました。 この方針に基づいて、指定管理者からは、昨年同様の活動内容が示されました。 確かに、コロナ感染流行は収まっていませんが、ホタル観賞は日本の文化を代表するものの一つですから、コロナ感染を防ぎながら、可能な規模で、可能な日だけの開国を検討することを提案しました。 詳細は今後の課題ですが、大きな負担にならない範囲で、将来のための、小規模で限定的な開国を試験する方向性も検討することを合議しました。 湿地地区の苗木畑づくりなど、上の田圃地区の状態観察 日時:2021/5/18(火) 11:00〜15:00 場所 生田緑地 湿地地区(B05)、上の田圃地区(B06) 参加者 岩田臣生、岩田芳美 湿地地区に水を引き込んでいる導水路部に大きな水漏れ穴ができていて、地区内に水が流れていなかったので、先ず、これをイネワラで補修しました。 すると、目の前に、アカシジミが流されてきました? スコップで掬って、そっと置いておいたら、体が乾いてきたのか、歩き始めましたので、草に移して、スコップを返してもらいました。 クヌギのドングリを発芽させての苗づくりに加えて、最近は、ヤマザクラの種子を発芽させての苗づくりも始めました。 昨年は、この種子から育てたヤマザクラを雑木林に植樹しましたが、小さ過ぎる苗はアズマネザサなどに負けてしまうことが分かりました。 雑木林に補植する苗は、1m程度には育ててからにした方が良さそうです。 そこで、湿地地区の片隅に、小さな苗木畑をつくることにしました。 この日は、その苗木畑づくりということで、カナムグラやイネ科植物などの草むしりを行ってから、スコップで掘り返して、鍬で耕してみました。 今年、倉庫前で発芽させたヤマザクラや、クヌギを移植して、2〜3年育ててみようと思います。 土を掘り返していると、サワガニが現れました。 生田緑地では、雑木林でも普通に見られるので驚くことはありませんが、やはり、水辺が近いと数が多くなります。 カナムグラの成長が速くなって、周囲の植物に巻き付いて、更に上に向かってツルを伸ばし、次の支柱を探している状態になっているものが見られました。 これらは、歩きながら、手当たり次第に引き抜きました。 草丈も高くなって、至る所に毛虫が潜んでいました。こんな派手なマイマイガの毛虫もいました。 導水路部の水漏れを止めたので、流量は少ないながらも、水涸れしていた場所に、水が広がり、2段目から3段目にも、浅い水域ができてきました。 そんな状態を観察していたら、水辺に開いた小さな穴から小さなヘビが出てきました。 ヒバカリです。 まさか、日常的に保全活動を行っている場所に棲んでいたとは、思ってもいませんでした。 ヒバカリは、神奈川県の準絶滅危惧種です。 この日は、時々、軽い霧雨が降るような天気でしたが、コジャノメ、ヒメジャノメ、クロコノマチョウ、クロアゲハなどが飛んでいました。 シュレーゲルアオガエルが、ウツギの新葉上に休んでいました。 湿地地区の活動は、苗木畑の下地づくりができたと思いましたので、上の田圃地区の水の状態も観察しておくことにしました。 導水路部の流量は少ないように思いました。 田圃の水位は、上の段も、下の段も下がっていました。 木道下のパイプの周囲に、近くに積もっていた竹の枯葉を詰めて、水の染み出しを減らしてました。 田圃周りを歩いて、水漏れを調べましたが、大きな水漏れは見つけられませんでした。 水面が小さくなったためか、この日は、オオアメンボには出会えませんでした。 田圃下草地も、状態観察をしておくことにしました。 田圃下草地の池には、勿論、田圃からの水は来ていませんでしたが、沢から直接、引き入れていた流れも、消えていました。 沢の流量自体が少なくなっていたのです。 最近は、降雨があるので、水量は多いものと思っていましたが、植物の成長が著しい季節で、蒸散量が増大していることを忘れていました。 一方、池には、少ないながら、水がありましたので、池の水漏れを止めることについては、希望がありそうだと感じました。 上の田圃の土嚢堰でスコップを洗いながら、この日の活動は、どうしようかと考えましたが、本流の水量が少ないことについては致し方ないので、引き上げることにしました。 一応、田圃の水面の写真を撮って、帰りましたが、田圃に来た時の写真と帰る時の写真を比べてみると、ほんの僅かですが、帰る時の方が水面広がっているように見えます。 梅畑広場辺りのカナムグラの引き抜きも行いました。 上の田圃地区では、ヒメジャノメ、オオウンモンクチバ?、ナナホシテントウ、毛虫を捕食していたヤマトシリアゲなどに出会いました。 帰り道の木道の手摺上で、ビロードハマキ幼虫に出会いました。 また、道端には、ヤブヘビイチゴが紅い実をつけていました。 |